家庭教師のゆうぴ

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家庭教師の時間以外は俺らは会えない。


親にバレるのも怖いし

Aと約束したから。

それにあいつの将来の邪魔は出来ない。




だけど…




好きで好きでたまらなくて触れたくて…。









今日は金曜日。


そろそろAの家に行かなあかん。



俺はニヤニヤが抑えられへん。





勉強教えてる時も変に意識してまう。


ああ、もうやばいかもしれへんって

なったときにはわざとメガネをかけて

視界をぼやけさせる。




あいつの顔をまじまじと見てまうと

耐えられへんねん。









今日も家庭教師の時間が終わった。



「先生今日すごいわかりやすかったです。」


「ありがとな、受験勉強頑張れよ」


「はい。ありがとうございます」



…これだけ。




今の私たちは我慢の時期なの。


…お互い辛い。



もっと触れたい。



だけど今は受験に集中。






…私。思うの。


受験が終わって高校を卒業して。


先生とたくさん会えてたくさん触れられて。

どれだけ幸せなのか。

わたしはその事だけを考えて今は耐える。









中務裕太先生。

あなたを愛しています。




…そう伝えられる日が

はやくきてほしいです。

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