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Aside
私とエラムは部屋を出て、皆のいる所へ向かう。
お屋敷の廊下は長く、なかなか着かない。
A「ごめん…エラム…。まだ本調子じゃなくて__。一回休んでもいい？」
息が切れ始めたので、少し座り込む。
本当に駄目だな…私って。
エラ「A、もし良かったら私がお運びしましょうか？」
エラムの言葉に心臓がドキッとなる。
その真剣な眼差し…。
その翠に私は吸い込まれそうだった。
運ぶって___エラムにおぶってもらうのかな…。
A「で…でも、私…重いですし…。」
私は体重が軽いとかそういうのではない…。
エラ「あ、でも実際_ここまで貴女をはこんできたのは、私ですからね。」
A「えっ？！」
頭が真っ白になる。
倒れた私を運んでくれたのって、ダリューンとかじゃなくてエラムだったんだ…。
エラ「殿下が運ぶって言ってたのですが_私、少し邪魔をしたくなって…」
エラムの顔が赤くなる。
私もそれにつられて、顔が熱くなる。
A「えっと…邪魔って…その…。」
エラ「っ…まぁ、あまりにもお二人がイチャイチャしすぎてるので__」
イチャイチャしてるって思われたんだ…！
私まずいことしたような気がする…。
エラ「だ…だから、私だって貴女を黙って見てられません___」
A「そうだったんだ…あ、ありがとう！」
笑顔を作ってみせる。
それを照れ隠しするかのように、彼はすぐに言った。
エラ「皆さんも…Aを待ってるので、お運びしますよ。」
私が反論をしようと口を開いた瞬間、彼は私をヒョイと持ち上げた。
これは__お姫様抱っこなどと、祖国では言ったような…
その手が熱くて、こっちまで心臓の音が伝わってくる。
持ってくれてる人がエラムじゃなくて殿下だったら…と思うと、
ドキドキしすぎて、目が開けられない。
A「あ…あの、本当に重くないんですか？！」
エラ「病人は静かにしててください。」
私、病人じゃない！あ…病人かも__。
エラ「着きましたよ。」
目を開くと、大きな扉の前にいた。
私が彼の腕から降りようと、私は足を下ろそうとする。
けれど、彼は降ろしてくれない。
A「あの、エラム？降ろしてくれない…かな？」
エラ「それはできません。もし、貴女を離したら__どこかに行ってしまうような気がして。」
彼の声が小さくなる。
エラ「こういうのは、これからはもうやめるので_今だけこのままでいさせて下さい」
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紫悠(プロフ) - アルスラーン可愛いですよね！自分はアルスラーンとファランギースとギーヴとジャスワントが大好きです(*´ω｀*) (2017年6月25日 18時) (
レス) id: 791c70b0b3 (このIDを非表示/違反報告)
しょうこ - アルスラーン最高さてさてさーてお昼寝しまーすおやすみ (2016年10月23日 14時) (レス) id: 791fe62814 (このIDを非表示/違反報告)
彩葉雪弥(プロフ) - 愛花(仮)さん» コメントありがとうございます！アルフリードの間違えでした！ (2016年8月16日 10時) (レス) id: 9120b3fe98 (このIDを非表示/違反報告)
愛花(仮)(プロフ) - おもしろいです！
あと、説明文のところがファランギースファランギースと続けなっていますが間違いでしょうか?もし、そうならなおしたほうが良いかと… (2016年8月16日 1時) (携帯から) (レス) id: 00f5fc4ed0 (このIDを非表示/違反報告)
彩葉雪弥(プロフ) - ラハルさん» いえいえ！大丈夫です！わざわざ言ってくださる事に感謝したいくらいです…！更新頑張るのでよろしくお願いします。 (2016年8月7日 23時) (レス) id: 9120b3fe98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩葉雪弥 | 作成日時：2016年8月5日 1時
