35 ページ38
Aside
殿下に心配される…
それがなんだかすごく__
嬉しかった…。
A「だ…大丈夫です、殿下。殿下こそお疲れでは…。」
私が聞くと、少し俯いたような彼は答える。
アル「なんだか…ここには奴 隷が多くて_落ち着かないだけだ。」
私も思った。
ここには奴 隷が多い。
A「私も、そう思います。」
そっと目を閉じる。
思い出すのは__異国で生きていた頃。
私の屋敷も、沢山の使用人を使い__
今考えれば、私も奴 隷を使っていた。
私がああやって、お姫様みたいに生きられたのも__
彼らのおかげだったのか…。
私は最悪な奴だ…
急に視界が暗くなる__。
熱があったのか？
体に任せて、倒れる。
やっぱり__
私はこうやってみんなと冒険するには無理だったのか__。
私は、足手まといになりすぎた…
前に見えるのは暗闇…。
「A…」
誰の声だろうか…。
聞き覚えがある。
A「お母様？お母様なの？！」
ずっと会えなかったお母様…。
何故ここに？
「貴女は_国に戻らずそこで生きなさい。」
A「でもね、私ここにいたら…」
お母様に本当に事を言おうとする。
「そんな事はないわ…貴女は皆の光になってる…。だから__早く目を開いて…」
A「お母様…」
その言葉に誘われるように、目が覚める…
何故か私は泣いていた…
っていうより、ここはどこ？
私は起き上がり、部屋を見渡す。
豪華な装飾が施されている壁_
ここは、カシャーン城塞のようだ…
やっぱり私は倒れてしまったのか。
そっと体を起こし、部屋の扉を開ける。
エラ「あ、A。起きましたか。」
扉の前には、エラムがいた。
A「あ…エラム。ここにいてくれたんだ…ありがとう！」
エラ「殿下に頼まれたので…。お体の方は大丈夫ですか？」
エラムは部屋に入り、ソファーに座る。
A「ちょっとクラクラするくらい…だから大丈夫！」
私がへへ…と笑う。
それをみて、エラムもニコッと笑う。
可愛いな…なんてことを少し思ってしまう。
A「それで__エラム。みんなのところ、私も行っていい？」
それを言うと、エラムの顔が少し真剣になる。
エラ「いいですけど…ここの主人のホディールっていう男、怪しいので気をつけて下さい」
A「エラムも一緒に行ってくれるでしょう？だから大丈夫だよ！」
エラムの顔が少し赤くなる。
エラ「はい、お守りしますから」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーナンバー
8
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 42人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫悠(プロフ) - アルスラーン可愛いですよね！自分はアルスラーンとファランギースとギーヴとジャスワントが大好きです(*´ω｀*) (2017年6月25日 18時) (
レス) id: 791c70b0b3 (このIDを非表示/違反報告)
しょうこ - アルスラーン最高さてさてさーてお昼寝しまーすおやすみ (2016年10月23日 14時) (レス) id: 791fe62814 (このIDを非表示/違反報告)
彩葉雪弥(プロフ) - 愛花(仮)さん» コメントありがとうございます！アルフリードの間違えでした！ (2016年8月16日 10時) (レス) id: 9120b3fe98 (このIDを非表示/違反報告)
愛花(仮)(プロフ) - おもしろいです！
あと、説明文のところがファランギースファランギースと続けなっていますが間違いでしょうか?もし、そうならなおしたほうが良いかと… (2016年8月16日 1時) (携帯から) (レス) id: 00f5fc4ed0 (このIDを非表示/違反報告)
彩葉雪弥(プロフ) - ラハルさん» いえいえ！大丈夫です！わざわざ言ってくださる事に感謝したいくらいです…！更新頑張るのでよろしくお願いします。 (2016年8月7日 23時) (レス) id: 9120b3fe98 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：彩葉雪弥 | 作成日時：2016年8月5日 1時
