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Aside
私は前から決めていたアレを実行しようと思う。
そのためには、入り口に近いところで寝なければいけない。
そう___脱走するためには_______。
ナル「Aはそれで大丈夫なのか？」
A「はい。平気です」
私はきっぱりと答える。
ダリ「じゃあ、誰の隣で寝てもらおうか。」
ダリューンの一言に思わずあの人の顔を見てしまう。
また、目が合う…。
ナル「ふふふ…殿下とA、いきなり顔を見合わせちゃってどうしたんですか？」
ナルサスさんに怪しまれる。
それをかばう様に、優しい彼は口を開く。
エラ「きっと…Aは、殿下を守りたいからお側を離れたくないのでしょう」
エラム…本当にありがとう、でも___脱走には必要ないかな。
ダリ「なんだ…そういうことならば俺も殿下のお隣で。」
ダリューンも今回は納得した様に言う。
しょうがないか。
逆に殿下の近くの方が、脱走しやすいかも____
A「わかりました、そうさせていただきます。」
私が言うと、エラムと目が合う。
そして口で何かを合図する。
『良かったですね』
そう言ってる様に見えた。
私はそれに、笑顔で返事をする。
『ありがとう』
ホンの一瞬だったけれど、エラムの顔が赤くなった気がした。
でもきっと気のせいだと思う。
その夜、私は密かに計画を進めていた。
入り口には夜番のダリューンがいた。
実際には隣で寝ないのか。
それを観察しながら、寝るフリをする。
アル「A、もう寝たか？」
背後から、大好きな人の声がする。
胸が急に苦しくなる。
A「起きて、ますよ。殿下。」
恥ずかしくて途切れ途切れに言葉を紡ぐ。
今、後ろにいる彼はどんな顔をしているのだろう…と考えながら____
暫くして、また静かになる。
寝たのかな、なんて思ったその時_____その静寂を切り裂く様に、彼の声が耳に入った。
アル「まだ、殿下と呼んでおるのか。アルスラーンって呼んでくれぬか？」
真剣な声だった。
A「あ…アルスラーン…？」
少し戸惑ってしまった。
やはり、恥ずかしい。
私はまた寝たフリをしようと思った。
その瞬間____彼の大きな手が私の腕を掴んだ。
アル「A。もう一回、こっちを向いて言ってくれぬか…。」
小さな声だった。
でも、その声がなんだか愛おしくて___。
とても胸が苦しくなった。
でも、これは殿下のお願いだから…。
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紫悠(プロフ) - アルスラーン可愛いですよね！自分はアルスラーンとファランギースとギーヴとジャスワントが大好きです(*´ω｀*) (2017年6月25日 18時) (
レス) id: 791c70b0b3 (このIDを非表示/違反報告)
しょうこ - アルスラーン最高さてさてさーてお昼寝しまーすおやすみ (2016年10月23日 14時) (レス) id: 791fe62814 (このIDを非表示/違反報告)
彩葉雪弥(プロフ) - 愛花(仮)さん» コメントありがとうございます！アルフリードの間違えでした！ (2016年8月16日 10時) (レス) id: 9120b3fe98 (このIDを非表示/違反報告)
愛花(仮)(プロフ) - おもしろいです！
あと、説明文のところがファランギースファランギースと続けなっていますが間違いでしょうか?もし、そうならなおしたほうが良いかと… (2016年8月16日 1時) (携帯から) (レス) id: 00f5fc4ed0 (このIDを非表示/違反報告)
彩葉雪弥(プロフ) - ラハルさん» いえいえ！大丈夫です！わざわざ言ってくださる事に感謝したいくらいです…！更新頑張るのでよろしくお願いします。 (2016年8月7日 23時) (レス) id: 9120b3fe98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩葉雪弥 | 作成日時：2016年8月5日 1時
