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エラムside
エラ「もう本当に、貴方という人は…」
鈍い、の一言でしか表せない。
Aが私の事を好きだ___と言った時の殿下の動揺のし具合___。
あんな動揺の仕方、絶対好きだAを…。
私も言いたくないけどそうなんだ。
だからもう、私は最初から失恋してるんだ…。
エラ「鈍いですね。」
私が思わず口に出してしまう。
A「鈍いって…何が…。」
何が、などと聞かれると答えようがない。
私はできるだけ、隠す様に言う。
エラ「さっきから殿下のご様子がおかしいのです。作戦会議中も上の空___部屋に送る時に、私が色々質問しても上の空___何かをお考えの様なのです。」
これで伝わっただろうか。
私は、Aの瞳をジッと見る。
A「それで…なんですか？」
予想していた通りだ。
鈍い。
私は言いたくないが、この一言を言う。
エラ「殿下は…貴方のこと…」
言えないやっぱり…。
言ってしまうと、Aが何処か遠くへ行ってしまう様な気がして。
A「エラムさん、私にそうやって優しくしないでください。」
私の心に何かが突き刺さる。
優しくじゃない、真実を言っている。
やっぱりわかってない貴方は。
Aに言うのが間違えだった。
明日、ナルサス様に本当の事を言おう…。
でも、元の引き金はナルサス様か…。
ダリューン様なら聞いてくれるかな…。
私は決めた。
ダリューン様にお願いしよう。
だから、今日はここで___と立ち上がる。
A「待ってください。」
エラ「え…」
彼女は真剣な目つきで私を見上げてきた。
A「この事、絶対他の人に言わないでください。」
心が読まれた…か。
ダリューン様などに相談するな、というところだろう。
エラ「わかっている。」
私はその一言を残し、部屋を出た。
夜明け前、私は朝食の準備をしようと休めてない体を起こし、一度部屋に戻る。
眠い…からだろうか…。
自室の扉の前に人影が見えた様な気がした。
エラ「誰だ！」
短剣を構える。
？「エラム。私だ」
あ…と声を漏らす。
アル「アルスラーンだ。」
夜明け前の訪問者が彼だなんて、声を聞くまで気づきはしなかった。
エラ「これはこれは…こんな夜中にどうなさいましたか？殿下。」
アル「ちょっと眠れなくてな…」
上の空であった、さっきとは裏腹に少し無理してる様に見えた。
アル「少し、話さないか？」
エラム「はい。是非とも」
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紫悠(プロフ) - アルスラーン可愛いですよね！自分はアルスラーンとファランギースとギーヴとジャスワントが大好きです(*´ω｀*) (2017年6月25日 18時) (
レス) id: 791c70b0b3 (このIDを非表示/違反報告)
しょうこ - アルスラーン最高さてさてさーてお昼寝しまーすおやすみ (2016年10月23日 14時) (レス) id: 791fe62814 (このIDを非表示/違反報告)
彩葉雪弥(プロフ) - 愛花(仮)さん» コメントありがとうございます！アルフリードの間違えでした！ (2016年8月16日 10時) (レス) id: 9120b3fe98 (このIDを非表示/違反報告)
愛花(仮)(プロフ) - おもしろいです！
あと、説明文のところがファランギースファランギースと続けなっていますが間違いでしょうか?もし、そうならなおしたほうが良いかと… (2016年8月16日 1時) (携帯から) (レス) id: 00f5fc4ed0 (このIDを非表示/違反報告)
彩葉雪弥(プロフ) - ラハルさん» いえいえ！大丈夫です！わざわざ言ってくださる事に感謝したいくらいです…！更新頑張るのでよろしくお願いします。 (2016年8月7日 23時) (レス) id: 9120b3fe98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩葉雪弥 | 作成日時：2016年8月5日 1時
