許されない恋

Ep. 18 ページ19

亜嵐「ん？どうした玲於」


玲於「俺さ、、」


亜嵐「Aは渡さないよ？｣


玲於「え？」


亜嵐「元カノだがなんだか知らないけど


俺はAを手放すつもりないから｣


玲於「でも、俺まだあいつの事が」


亜嵐「聞きたくない、」


玲於「…ごめん、」


亜嵐「じゃあお疲れ〜」





とりあえず今はトレーニングに集中しよう



トレーニングを始めて数十分


隼「亜嵐くーん」


亜嵐「おっ、隼」


隼「何か、今日の玲於

元気なかったね」


亜嵐「確かに」


隼「俺さ… 何となくなんすけど

玲於とAちゃんって

何か繋がりがあると思うんですよ｣


亜嵐「どういう意味？」


隼「多分、玲於とAちゃん

高校時代に付き合ってた｣


亜嵐「うん、」


隼「俺、玲於とは10年以上の仲で

ちょいちょいレッスンの時

恋の相談聞いてたんですよ

それから玲於、

文化祭の実行委員になっちゃって

遅れてレッスン参加してたりして

ある時休んだんですよ

次の日はちゃんと来てなんで休んだの？

って聞いたら例の好きな子と

付き合えたって…

凄い、幸せな顔してたんすよ

しばらくして、何もない日に

友達とご飯に行ったら

玲於がデート中で

彼女さんがどんな顔なのか知りたくて

バレないように近づいたら

Aちゃんに似てた、

最初は違うだろうって思ってたけど

玲於の反応見てたらもしかしたら

あの時の彼女はやっぱり

Aちゃんだったんじゃないかって

思って… ｣


亜嵐「でもAから

そんなこと聞いたことないなー｣


隼「ですよね」


亜嵐「隼はさ、俺と玲於どっちがAに

ふさわしいと思う？｣


隼「ん〜。亜嵐くんかな？

多分、玲於の前でも亜嵐くんって言うと思う

でも、玲於にも幸せになって欲しい｣


亜嵐「そっか。 」


余計なことは気にしないで

残りのトレーニングを頑張った。


亜嵐「じゃあ俺、帰るねー！」


隼「お疲れ様です！」

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