ボーイッシュ女子恋をする (ページ8)

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-漆- ページ8

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最初は呑気に見ていたものの段々ナンパはヒートアップしていった

嫌がっている豆原さんを無理やり連れていこうとしている

え、あれ止めた方が良くない？

そう思った瞬間考えるより先に体が動いて

今までだったら絶対見て見ぬふりしていたはずなのに、なぜが助けたいって思った

それが少しでも知っている子が困っているからなのか

高校生になって心を入れ替えようと思ったのか

はたまた両方なのか

それは分からない

｢あ、あの

その子嫌がってると思うんですけど、、｣

ナンパ1｢何？急に？

俺は今から一緒に遊びに行こうとしてるだけだけど？？｣

｢いや、そうだとしてもその子全然乗り気じゃないですよ

その遊びやめた方が良いんじゃないですか？｣

ナンパ2｢んだと？

生意気なこと言いやがって！｣

ナンパ1｢おいちょっと待てよ

こいつ男と思ったら女だぞ！何なら君も一緒に来る？？｣

｢ごめんなさい、嫌です。

私この後その子と用事があるので

どっちみち無理ですし｣

ナンパ2｢おいおい、それは無いだろねぇーちゃん｣

そう言ってナンパの1人が私の腕を掴む

振り払おうとしたかやはり相手は男

思ったよりも力が強く振り払おうにも振り払えない

｢その手話して貰えます？

すんごい不愉快です｣

ナンパ1｢ブスの癖に生意気なこと言いやがって！！｣

そう言って男は私を殴ろうとした

殴られると思った私は反射で目を瞑って拳が来るのを待っていたが

聞き覚えのある声がして目を開いた

？｢おい、おっさん

何ダサい事してるん？｣

｢え、鶴房くん？｣

汐恩｢助けるの遅なってすまんな

警備員さんとか呼んでくるの時間かかってん｣

周りを見ると確かに警備員さんがナンパ野郎共を捕まえていた

｢あ、ありがとう

すごい助かりました｣

汐恩｢おう｣

助けてくれた鶴房くんは色恋沙汰に興味が無い私でもかっこいいと思えた