BAD BOYS J 20'

. ページ9

Your side








司「おい、われ！！」






沈黙を破ったのは司のキレた声だった。





ボコボコに殴られた体を根性だけで立ち上がらせる。







司「女にまで手あげるとか。。






力に溺れとるのぉ」






としさんを睨みつけながらそう言う司は





さっきとは別人。






寿雄「アイツ、、、キレとんか？」






司「じゃが、心は誰もついとっとらん。」






エイジ「しかも広島弁なっとるで。」







司「ただの裸の王様じゃのぉ。」






としさんの頭に火をつけた。





「やれ！」と言う声にメンバーが




殴りにかかる。






さっきとは全く違う強さで





避けながら殴っていく司。






羽交い締めにされても振り払って殴る。





陽二「まじかよ」





寿雄「アイツあんなに強かったんか」






始めて握手したとき感じたのはこの強さだったのか。






としさんの方に歩み寄る司は






殴りかかってみるも、







としさんの力には及ばず





殴られる。






でもすぐに立ち上がる。








司「お前らもお前らじゃ」






私たちに目を向け、話し始める。







司「我が守りたいのはこのクズか。






それともチームか。






大切なんやったらハッキリせぇや」







司の言葉で陽ちゃんと私は覚悟が決まった。

.→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す