男9人の中にわたしだけ？！

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岩本side



俺たちがジャニーズだということをAが
知ってから数週間が経っていた。



以前に変わらず
俺たちを俺たちとして関わっていてくれた。



舞台も入り
日に日に忙しくなる俺たち。




朝が早かったり夜が遅かったり、




個人のお仕事もかなり増えてきた。





今日は俺と数人のメンバーとAが家にいる。




『照くん、ちょっとい？』


珍しくベランダに呼ばれる。


タバコを手にして外に出た





岩「どした？」


タバコに火をつけながら問いただす




『ラウちゃんのことなんだけど、、』


岩「ラウがどーした？」


『ちょっと前夜2人で家にいたことあったじゃない？』


Aに唐揚げを作ってもらったとラウールが
喜んでいたあの夜のことだ。




『ラウちゃんが頑張りすぎちゃってる気がして、、
わたしを見てるみたいで少し話したら、
しんどかったみたいで、泣き出しちゃって』



時効かなと思って言っちゃった、

なんて言う



『最近忙しいからラウちゃんだけじゃなくて
大丈夫かなぁってお姉さんは心配なんですよ』



ラウールがしんどいのは気づいてた。



口下手な俺は上手く心配な言葉をかけられなかった。



Aがいてくれて助かったのかもしれない。



岩「お姉さんって俺より年下のくせに笑」


『いいのー！笑笑』




岩「まぁでも」


『ん？』




岩「ありがとな」



そう言ってAの頭をグシャグシャと無造作になでる





お前のおかげでしっかり目を向けれる

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