【Fate stay night】ずっと前から

削れる ページ36

翌日


貴｢...ｯｯ｣


ああ、熱い、、、苦しい。。。


少しずつ少しずつ...魔力が削れていくのを感じる



毎日１回は十分な魔力供給をしっかりと行なっているのに、、、この状態ではまともに出来ない。



ギル｢A、どうだ調子は｣



貴｢王様、、、ごめんなさい、、、十分な魔力供給出来なくて、、、｣



ギル｢それは問題ない、これまで毎日しっかりとしていたおかげで、待てあましてる所だ｣


貴｢、、、｣


ギル｢それより人間は飯を食わんと死ぬのであろう？あの弓兵と衛宮とか言う雑種に食べ物を貰ってな。｣



貴｢ふ...似た者...同士、ですねぇ。。。後でお礼を言わないと...｣



と王様はお盆に小さな器を乗っけて持ってきてくれた



｢不思議な光景で...驚き、で...す｣


ギル｢ふん、我の方が驚きものよ戯け｣



と、王様は隣に座った


王様は粥をスプーンで掬い、ふ〜っと冷まし私の口元へ持ってきた


驚いた...人の気遣いをするという概念があったの...この王様は



ギル｢貴様...今変な事を思っただろ...今は体が弱ってる故、、、元通りになったら覚悟しておけ｣

と粥を口に入れられる


味はしない、、、感覚が麻痺をしているのだろう



──────────
次の日


ギル｢貴様！何をしているｯｯｯ！！｣


と両手を掴まれる


貴｢...！！｣


気づけば片手には包丁を手にしていた


｢今...私何を、、、｣



ギル｢ｯ...これも呪いか。。。すぐにでもキャスターを殺したい所だが、目を離したら貴様が危ない時。。。｣




呪い、、、私は死のうとしたのか。。。



貴｢すいません王様...｣


一気に体に力が抜けた感覚になる



ギル｢はぁ...よい、ベッドに戻るぞ｣


貴｢大丈夫です...自分で歩けます。。。｣



ギル｢ふん、痩せ我慢してなんの得になるというのだ。｣



と軽々と私を持ち上げる王様。




なんか変な感覚だ

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