【Fate stay night】ずっと前から

夢 ページ19

私はその時夢を見た。


私のサーヴァントでは無い...他のサーヴァントの夢を見た。


その世界はとても悲しい。


誰も殺さず誰かを助ける。そんなことはできるわけが無い。



だけどその理想をおい続けた人物がいた



その果てはとても悲しい、見るだけでとても悲しい背中だ。。。



その人物は＿＿＿＿＿。

＿＿＿＿＿＿＿


ギル｢おい、起きろ雑種！｣



貴｢ひゃぁっ？！...って｣



ギル｢やっと起きたかA｣



貴｢王様...って、、なんで涙が。。。

それよりも王様、なんで私の名前を...？｣


ギル｢こっちの方がしっくりくるだけだ。｣


貴｢、、、王様、名も無き英雄っているんですか？｣


王様｢？...いるはいる...だがその英霊は必ず名はある。ただ隠しているか...記憶障害か、、、そのどれかであろう。｣


貴｢そう...ですか｣


ギル｢何故だ｣


貴｢いや...聞いてみただけ...いや、夢で見たんです。｣


ギル｢それで涙を？よく分からぬな｣

──────────
私は...我は夢を見た


我は小娘と一緒に居た


娘は泣いていた



我は血を流していた



ほんの気まぐれだった...


ただ...気まぐれで助けた


娘はごめんなさいと...嫌だと...泣き叫んだ


そんな顔をする必要などないというのに



これは我が決めただけと言うのに。



娘は泣いた。



涙すら流さなかった娘が初めて涙を流した。



絶望の縁...それですら娘は笑っていた


泣かずにずっと、、、



なぜ今泣くのだ。


本当にバカにも程があるではないか。


嗚呼、、、我は____の腕の中で消えていくのを...一瞬...幸福に思った。


？｢ギルガメッシュｯｯｯ！！...嫌だよ...なんで、、、お願い...やだよ、、、私のそばにいて...私...もう1人になりたくないよｯ｣

ギル｢騒ぐな_____。大丈夫だ、貴様は1人ではなかろう？｣


？｢なんで笑ってるんですか...ｯｯｯ｣


ギル｢馬鹿者...本当に馬鹿者、、、何故泣く、、、いや我の為に初めて泣く...か...意外と心地よいでは無いか...ﾊｯﾊｯ｣


？｢馬鹿...大っ嫌い。｣


ギル｢ふん...我は意外と...貴様を気に入っておる...ぞ｣


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