血濡れの京人形は武道の姉！！ 参！

お客様ぁ、暴力はお控えくださいませ♡ ページ3

イ「にしても、珍しいな。そっちから来るなんて。」
「勘違いしないでよね。文句言いに来ただけだから。」
大「弟を殴られた、という文句は受け付けねぇからな。俺らのシマに入ったアイツが悪い。」

いや、知ってたんじゃん、趣味悪。わかってて殴ったの？喧嘩売ってる？

「わかってんなら話は早いや。ねぇ、私のやってる仕事って双方の信頼の上で成り立ってんだよねぇ。あんまり信用落とすようなことしてると、」
コ「関係を切るってか？切りたくても切れねぇくせに。」
「・・・ココ最低。」
イ「あんまりココを貶すと容赦しねぇぞ。」
「沸点低いな、犬は黙っときな。」
コ「は？イヌピーに何言ってんだ？」

やりにくいな、この犬猫コンビ。

「っはぁーーー・・・。もういいわ。アホらしくなってきた。帰る。」
大「待てや、情報屋。」

はいはい。今日のご注文は何ですか、お客様？

ソファにドカッと座り直す。

大「東卍から話し合いを持ち出された。その相手は三ツ谷隆というそうだ。ソイツの情報を教えろ。」
「それが物頼む時の態度か、デカブツ。
・・・報酬。」
コ「ほれ。」

ココから茶封筒を受け取る。中には札束が入っていた。

「まいどあり。
三ツ谷隆は、まぁ一言で言やあ・・・、面倒くさい奴。
少なくとも、大寿とは絶対にそりが合わないだろーねーー。」

そりが合わないと聞いて、もともとシワクチャに歪ませてる眉間をさらに歪ませる。
あ、からかってや―ろっと。

「あと、アンタんとこの若を誑かしてる。」

無自覚だけど、という言葉は届いていないだろうな。
それ聞いた途端、机をぶっ飛ばしやがった。お〜〜怖！

大「・・・で？」
「んーー、あとは、
大寿。隆はアンタとはそりが合わないだろうけど、絶対に仲良くなるわ。」

顔にハッキリと、死んでも仲良くなりたくないって書いてある。

いやだって、ね？
隆、ルナマナちゃんたちめっちゃ大事にしてるし、
大寿も何だかんだ若やおひいさんを愛してるしね。愛し方は私の右腕並に粉砕骨折してっけど。

要は兄貴仲間だ、兄貴仲間。

大「・・・報酬返せ。まったく役に立たねぇ情報だった。」
「ケチケチしてんな、モテねぇぞ。
何？私の情報に文句ある？何なら辞めてあげてもいいけど？ここが一番良い環境であるだけで、働き口はいくらでもあるしぃ〜〜？」

こう言えば、大抵は引き下がる。
そして今回も引き下がった。

黒龍のアジトから出る。

「〜〜〜〜〜〜あぁっ！！ダッル。」

もう少しでクリスマスだ

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