血濡れの京人形は武道の姉！！ 弐！

姉のことは忘れるな ページ31

現代へ戻った俺は、ヒナと再会した。でも、ヒナもアッくんも俺の目の前で死んだ。

燃え盛る炎を前に誓った。

俺は東卍のトップになる

君を助けられる未来にたどり着くまで絶対に折れない

絶対救けてみせる

俺は死刑囚となったドラケンくんと話した後、またタイムリープした。

(そういえば、姉ちゃんはどうなったんだろう。)

重要なことをすっかりと忘れてしまってた。これ姉ちゃんに怒られそう。

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「ねぇ。私も来る必要あったの？いい加減にしないと男湯に乗り込んじゃいそうなんだけど。」
三「やめろ。変態扱いされんぞ。」

いやだって、あいつら銭湯長すぎだろ。待たされる方の身にでもなってみろ。姉貴の存在忘れてんじゃねぇぞコラ。

ようやく出てきて、武蔵神社へと向かう。
今日は何やら特別な日のようで。新・参番隊 隊長 任命式だとか。

あれ？

参番隊 隊長ってパーちんだけだよね？

(ペーヤンあたりだったら納得できんだけどね・・・。)

でも私の期待は打ち砕かれた。
金髪、褐色肌、眼鏡の男。なんか武道にガンつけてた。任命式じゃなかったら殴りに行ってたよ。

でも、もっと殴りたい衝動に駆られた。信じられないことに総長である万次郎に背を向け、階段に座ったのだ。コイツが新・参番隊 隊長・稀咲鉄太らしいけど、

「(ﾎﾞｿｯ 何、アイツ。」

思わず口に出してしまうくらいには苛立つ。東卍のみんなもブーイングを起こし始めたが、ケン坊に一喝されて黙った。

私は東卍を抜けてるので何にも言えないでいると、

ｺﾞｯ‼

「た、武道？！！」

なんと武道が稀咲を殴ったのだ。
驚いた。普段のあの子は初対面の奴に殴りかかったりしないのに・・・。

まぁもちろんそんな武道は幹部に取り囲まれた。慌てて駆けつける。
が、今回ばかりは武道が悪いとしか言いようがないので未だに呆然としている武道の代わりに頭を下げた。

「ウチの弟が悪かった！武道も幹部のみんなに謝んな！」
武「違う・・・姉ちゃん、俺・・・俺は・・・、」
「・・・武道？」

いつもの武道じゃない・・・。
明らかに、稀咲に対して殺意を持っている。

？「何だ、何だ？面白ぇことになってんじゃん！」

弟は姉に似るものです。多分→←ごめんね、万次郎

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