血濡れの京人形は武道の姉！！ 弐！

やる気ならぬ殺る気満々 ページ25

俺は途中で三ツ谷くんと合流して、ドラケンくんがいるであろう駐車場へ向かった。

たどり着くと、そこには愛美愛主の奴らが折り重なるようにして倒れていた。
その中心には、頭から血を流しながら戦うドラケンくん。エマちゃんは離れたところにいる。

マイキー君もやって来たが、そのマイキー君の蹴りをも止める奴、

【愛美愛主「仮」総長・半間修二】

も出てきて、戦況は圧倒的にこっちの不利。
もうキヨマサだけを止めれば良い話しじゃない・・・！

？「よう。盛り上がってんじゃん。」
「え？！？！姉ちゃん？！！」

私服姿の姉ちゃんが軽やかに空から降ってきた。そう、降ってきた。
愛美愛主の奴らもびっくりしている。
何やってんの？！

三「お前、また屋根伝って来たのかよ。ていうか何で来た。」
貴「んんーーー・・・今日のお礼に特別サービス付けてあげたっていうところかな？
あ、あとそろそろ来るよ。」
三「ﾌ−−−ｯ・・・間に合ったか。」

そろそろ来る？間に合った？

訳がわからず混乱していると、バイクの音が近づいてきてるのが分かった。

【東京卍會 伍番隊 隊長・武藤泰宏 通称：ムーチョ】

ム「内輪もめは気乗りしなかったけどよぉ。」

【東京卍會 肆番隊 隊長・河田ナホヤ 通称：スマイリー】

ナ「愛美愛主相手だったら思いっきり暴れられんじゃねぇかよぉ！」

【東京卍會 壱番隊 隊長・場地圭介】

場「結果、抗争が今日になっただけの話。」

こんな大人数・・・。姉ちゃんが呼んだのか・・・？！

貴「私を誰だと思ってんの？
５０人の人間を集めることくらい朝飯前。」

姉ちゃんは俺の家族だけど、前の人生でも今でも多分これから先も姉ちゃんが何者なのかはわからない。

場「東京卍會、勢揃いだ。馬鹿野郎！」
ナ「どいつから死にてぇ？！！」
ム「ペー！まずテメェは殺す！！」

みんな殺る気満々だ。

龍「祭りの日に大乱闘・・・血が騒ぐじゃねぇかよ。」

怪我を負ったドラケンくんも参戦しようとしている。

貴「んじゃ、エマのことは任せな。」

姉ちゃんもいざとなったら暴れる気だ。

万「行くぞ、オラァァアアアア！！！」

マイキー君の声を合図に、大乱闘が始まった。

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