チーム結成時の独り言 ページ26
圭「俺らの全てをお前に預ける。」
―――時代を創れ、マイキー
一陣の風がふく。
新しい風だ・・・。私たちも、な。
万「おう!」
パ「なぁ、どんなチームにする?」
圭「一人一人が皆のために命を張れる・・・
そんなチームにしたい。」
「・・・今から言うのは独り言だ。聞きたくなかったら、聞き流してくれて構わねぇ。」
みんながどうした、っていう目で見てくるがお構いなしに話す。
「圭介の「命張る」っていう心意気は感動モノだよ。でもさ、
命はそう簡単に張らない方がいい。
私はとにかく面倒事は避けてぇ。殺人沙汰に巻き込まれんのはごめんだ。人の命を扱うっつぅのは厄介事でしかない。
命張ってやっと守れる覚悟なんぞいらねぇ。誰も死なせずに守れる覚悟を持て。予定が狂うことは当然の世の中だ。それぐらいの気力が無けりゃ守れるモンも守れねぇ。
・・・置いて逝かれた側は、死ぬほど苦しい思いをする。」
その言葉に、さすがは幼なじみ。万次郎と圭介が反応した。
「誰かを死なせてみろ。そん時は、私はテメェらの敵だ。」
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普段の京は頭のネジが吹っ飛んでて、弟や女の子に激甘で、お人好しだ。
そんな京が怒っている。
いや、こいつが怒るのはしょっちゅうだ。しょうもない理由で馬鹿丸出しをしながらキレ散らかして、その後は嘘みたいにケロッとした顔をしている。
でも、気付いてないんだろうな。
京のお母さんが死ぬ前は、この世の全てのプラスの感情を閉じ込めたようなキラキラした目だった。
でも、お母さんが死んでからはその目が少し曇ってしまった。
京はまだ、母親が死んだことを受け止めきれていない
それでも、俺らと一緒にいる時は、少しだけ昔のような目をする。喧嘩をする時も。怒る時も。馬鹿をやる時も。笑う時とかは特に。
でも、今の京は。怒っているのに、いや怒っているからか。
いつも以上に曇った目をしていた。
喧嘩の時とはまた違う、
殺意
その凄まじさに俺ら全員が圧倒された。
「・・・そんなこと起きねぇよ。俺を誰だと思ってんの?」
ニコッと笑顔を見せる。
京の殺意が消えた。
「大丈夫。俺、無敵だし!誰も死なせねぇよ。」
ていうか、京はみんなを守れる自信がないの?へぇ〜〜、と言えば
貴「うっわ腹立つ!私は姉貴だわ!!誰も死なせねぇわ!!」
いつもの調子に戻って良かった。
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作者 - コメントありがとうございます。更新、頑張ります。 (2022年7月20日 0時) (レス) @page44 id: db786199f7 (このIDを非表示/違反報告)
この作品にハマったものですZE☆ - マジで!マジで!マジ(( 面白かったです!更新待ってまーす♡ (2022年7月19日 17時) (レス) @page43 id: 2d1d3bdc6c (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2022年7月13日 20時