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よろぴくな ページ14

「ま、よろぴくな。ケン坊、隆、パーちん、カズ。」
龍「おい待て。なんだ「ケン坊」って。」
「ん?身長高いからせめて呼び名くらいは可愛くしてやろうって思ったんだよ、ありがたく思え。(ボソッ 身長寄越せやクソ。」
圭「後ろのが本音か。お前ちっこいもんな。」
「うっせぇ、これから伸びるわクソ。」
圭「俺はまだまだ伸びるぜ!」

くっそ腹立つ。

「あぁ、そっかぁ。圭介、頭重くないもんねぇ、馬鹿だしねぇ。」
圭「は?」
「頭ん中スカスカだしねぇ。気の毒に。」
圭「んだとゴラ!!」

圭介は右肘を後ろに引く。右ストレートか・・・

龍「おい、場地!!」
三「女に手ぇ出すな!!」
「だいじょぶ、だいじょぶーー。」

んな思いっきり引けば前がガラ空きっつうことに気づかねぇのかな〜?

後ろの座席に体を反らして手をつけ、バク転の要領で蹴りを繰り出す。

圭「どわぁ?!」

躱そうとしてバランスを崩した圭介は尻もちをついた。
まぁ、もともと当てる気なかったんだけどな。

「良かったなぁ、圭介?もし今の当てられてたら、おめぇの顎砕けてたかんな?」
圭「あいかわらず頭のネジ吹っ飛んでやがる・・・!」
「あん?」
圭「ナンデモアリマセン。」

んんーーー!やっぱ圭介イジり甲斐があるわーー。
座席から圭介を見下ろしてニヤニヤしていると、

龍、三、パ、虎「「「「カッケェ・・・。」」」」

見ると、4人がキラキラした目でこっちを見ていた。
可愛いとこあるじゃん。

虎「ね!ねね!もしかしなくても【血濡れの京人形】って京のこと?」
「んあ?まぁ世間ではそう呼ばれてるみてぇだな。」
圭「やっぱりかよ。」
龍、三、パ、虎「「「「スゲェ!!」」」」
万「ま、京は凄くて当然。俺の友達だし。」
「おめーの友達だからスゲーんじゃなくて、私だからスゲーんだよ。」
万「裁縫はポンコツだけどな。」
「黙れええぇぇぇえええ!!裁縫を出すんじゃねぇぇえええ!!!」

あんな細々としてて色んな道具使うやつなんてできるか!!

万次郎の首を掴み頭をシェイクしていると、

三「へぇ、名札縫い付けてたんだ。」

隆がエプロンを手に取り観察していた。

三「弟いんの?」
「え、うん。天使と見違うごとく愛らしくカッコいい弟が一人いる。」
虎「ブラコン?」
「ブラコンじゃねぇ、事実述べてるだけだ。」

おいテメェら、んな引いた目で見んな。

三「・・・絆創膏の量の割にはちょっとしか進んでねぇけど、綺麗じゃん。」

え?

弟子にしてください!!→←歩く災害と女子な男子と馬鹿と私



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作者 - コメントありがとうございます。更新、頑張ります。 (2022年7月20日 0時) (レス) @page44 id: db786199f7 (このIDを非表示/違反報告)
この作品にハマったものですZE☆ - マジで!マジで!マジ(( 面白かったです!更新待ってまーす♡ (2022年7月19日 17時) (レス) @page43 id: 2d1d3bdc6c (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2022年7月13日 20時

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