グチャグチャ ページ48
真「なんでって、ここ俺ん店だし。」
「圭介・・・。」
圭「え・・・おまっ！何でお前までここに？！！」
「いや・・・もうちょっとでアイツの誕生日じゃん？バブ贈ってやろうって、真一郎と準備し続けてたんだよ。・・・で、圭介は？何でここにいんの？」
あ！まさか泥棒入ってたから止めに入った・・・はずねぇか・・・。
(・・・あれ？)
あと一人はどこに・・・
圭「やめろ、一虎ぁぁああ！！」
後ろを振り返ると・・・
チェーンカッターを振りかぶるカズ
咄嗟に真一郎の頭に腕を回し、引き寄せた。
馬鹿だった。私だったらこんなの楽々と受け止められたはずだったのに、判断を誤った。
ｶﾞﾝｯｯ!!
ﾊﾞｷｬｯｯ!!
およそ腕から聞こえて良いはずない音が鳴り響く。
「っぐぅあ”あ！！」
瞬間、腕にこれまでとは比べ物にならないほどの激痛が走った。
真一郎はというと腕を盾にしたからって勢いを止められるはずがなく、私の腕を間にチェーンカッターが真一郎の頭を殴った。
足がもつれ、私たちは床に倒れ込む。
(・・・痛い。)
視界に入ったのは、グチャグチャで血塗れな右手
その途端、私の意識は堕ちていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「何やってんだよ、一虎ぁ！」
虎「しょうがねぇだろ！見られちまったんだからよぉ。」
「違ぇよ！そういうことじゃねぇんだよ！」
倒れた真一郎くんと京のもとに駆け寄る。
真一郎くんの頭からは血が滲んでいて、意識がないことは明らかだ。
京はチェーンカッターが直撃された右腕がグチャグチャで、虚ろな目をしていると思ったら目を閉じてしまった。
「真一郎くんはマイキーの兄貴で！こいつは京なんだよ！」
虎「・・・は？嘘だろ？」
普段は髪を纏めている京が、夜中だからか下ろしてたため気づかなかったのだ。
「真一郎くんも・・・京も・・・！意識がねぇよぉ！！」
すべて分かってしまった。
俺らが盗みに入ったのは真一郎くんの店で、
俺らが盗もうとしてたバイクは二人がマイキーにプレゼントしようと準備してたもので、
真一郎くんも、京も、死にかけている
虎「マイキーを・・・殺さなきゃ・・・！！」
一虎も取り乱していて、
『取り押さえろ！！』
警察に捕まっちまって、
万「場地！何があった？！！」
「マイキー・・・！ごめん！！」
俺は、泣きながら謝ることしかできない。
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作者 - コメントありがとうございます。更新、頑張ります。 (2022年7月20日 0時) (
レス) @page44 id: db786199f7 (このIDを非表示/違反報告)
この作品にハマったものですＺＥ☆ - マジで！マジで！マジ(( 面白かったです！更新待ってまーす♡ (2022年7月19日 17時) (レス) @page43 id: 2d1d3bdc6c (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2022年7月13日 20時
