私の日常 ページ2
「武道ーー。今日も留守番、頼むわー。」
武「姉ちゃん、また道場行くの?」
あ〜〜、今日も私の武道マジ天使。
ちょっぴり寂しそうにお目々をウルウルさせてるの、たまらんわーー。
「そっ。帰りに武道の好きなポテチ買ってきてやるから、良い子で待ってんだぞーーー?」
できるな、と聞けばうんっと元気いっぱいで可愛らしい返事をしてくれた。
私の家では物心ついた時から父親はいなかった。母親も武道を産んでからは体調を崩し、私がある程度、家事のことやお金の管理ができるようになってからは入院するようになってしまった。
それからは、もぉ毎日大変大変!
祖父母が時々家に来て面倒見てくれるが、もう長くはないだろう。
入院中の母さんの様子を見ないといけないし、もちろん幼い武道の面倒も見なくちゃいけない。
家事は当然だが、自分のやりたいこともちゃんとある。
長々と説明したがとにかく、私の言いたいことは私の日常は忙しいということだ。
そんな忙しい合間を縫って、私はほとんど毎日通い詰めているところがある。
「佐野道場」
そこで何をしているかって?「小遣い稼ぎ」に決まっているじゃないか!!
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「邪魔するぜぃ〜〜〜。」
返事は無いが、遠慮なく失礼させてもらう。むしろこれで上がらなかった時の方がびっくりさせてしまうぐらいだ。
しかし、今日はなんだか空気が重いような・・・
?「お前らは今日から兄妹だ!!!」
ジジイのクソデカボイスが鼓膜を貫いた。
いや、デカすぎだろ!!危うく鼓膜が破れるところだったわ!!
道場の方に足を進めると、
ジジイと真一郎と万次郎、それと見知らぬ女の子がいた。
(何やってんだ?ジジイ、普通に近所迷惑だぞ・・・。つうか、めっちゃ可愛い子いるじゃん。)
「よっす!真一郎、相変わらずダッセェ髪型してんのな。万次郎、久しぶり!」
真「俺に対して辛辣すぎね?!」
万「久しぶり、京。」
拗ねる真一郎に普通に挨拶を返す万次郎。
どっちが年上だよ、という光景だが勘違いしないでほしい。真一郎は間違いなく兄属性だ。私が甘えようと思える唯一の奴。万次郎も兄貴分みたいなところがなくもないが、それを殺す圧倒的お子ちゃま感が拭えない。チビだし。
「で、その子誰?」
万「妹?・・・らしい。」
・・・万次郎が兄貴になる?
「妹ちゃんが兄貴の世話をする光景が目に浮かぶぜ。」
万「喧嘩売ってる?」
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作者 - コメントありがとうございます。更新、頑張ります。 (2022年7月20日 0時) (レス) @page44 id: db786199f7 (このIDを非表示/違反報告)
この作品にハマったものですZE☆ - マジで!マジで!マジ(( 面白かったです!更新待ってまーす♡ (2022年7月19日 17時) (レス) @page43 id: 2d1d3bdc6c (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2022年7月13日 20時