続き。。。。。。 ページ36
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「宿儺…か。」
今の記憶が前の記憶と入れ替わってしまったら、私はもう一度死を望むのだろうか。
「役立たずの貴様なんぞの為にいくら金をかけてやったと思っている！！」
「透視するしか能の無い女はさっさと死んでしまえばいい!!」
【いたい。いたいよ。】
【いたいよ、おとうさん。】
【やめてよ。】
【やめて。】
【＿＿＿＿＿＿＿＿!!!!!!】
「＿＿ｯ!……夢、か…っ……」
時間を見れば五分しか経っていなかった。経った五分で胸糞悪い夢を見るなんて。
「…先祖返りも、あながち間違いじゃないかも。」
自嘲する様に笑って、脂汗を拭った。
段々と前世と記憶が混同し始めていて、今の自分はどんな人生を送ってきたか、どんな名前であったかを忘れてしまいそうになる。
だから嫌だったんだ。
嫌な予感がしたなら離れればよかったのに。
「Aー、四人目の一年迎えに行くよー」
「…今行きます」
ぐちゃぐちゃと雁字搦めで整理されていない記憶を思考の片隅に追いやり、今現在すべき事だけに目を向けた。
「四人目は原宿を希望ですか……」
カラフルすぎて苦手なんだよね。
「今からあれに話しかけに行くのかぁかちょっと恥ずかしいな」
スカウトされに行ってる四人目と同じレベルだからね？綺麗な軌道描いたブーメラン発言よ。
「釘崎野薔薇。喜べ男子。美女よ」
「初めまして、古雅A。この界隈は女の子が少ないから嬉しいよ」
自己紹介したらため息つかれた。
彼女も虎杖と同じおのぼりさんらしく、TDLに行きたいと言ったり、先生が六本木に行くと言ったら大喜び。
「まぁ、糠喜びなんだけどさ」
「いますね、呪い。」
初めて都内での除霊。狡猾さを持つ呪霊相手にどう対応できるかとかを試すんでしょどうせ。私達は外で待機、っと。
「そんな拗ねないでよ」
「拗ねてませんて」
拗ねてない。
でも、暇。
「…恵クン、しりとりしない？」
「……………………………………いいですよ」
「何その長い間…嫌なら嫌って言っていいのに。」
結局しりとりはせずに二人の除霊を待った。
「お姉ちゃんありがとう！」
「次からはあんな所に行っちゃダメだよ」
パタパタと家の中に入っていく、迷い込んだ少年を見届けて先生達の元に戻った。
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はみ゜(プロフ) - みゅーじっくさん» お好きにどうぞ〜!!使用する事をコメントに残していただければ、許可云々を求めなくても大丈夫ですよ！ありがとうございます！！ (2020年11月12日 22時) (
レス) id: edbe22807d (このIDを非表示/違反報告)
みゅーじっく - こんにちは！ユニーク魔法の「あやつり人形」を私が今書いている小説内で使用してもよろしいでしょうか？ (2020年11月12日 19時) (レス) id: 4369581b15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はみ゜ | 作成日時：2020年9月15日 8時
