続き ページ18
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「あ?何だこの鏡」
「お、兄ちゃんお目が高いねぇ
これは、別の鏡と対になっていてね……______。」
「ほぉ?そりゃ面白い。…だが生憎、食費で手一杯なんだ。他を当たってくれ」
「しかしねぇ、対の鏡が誰かに盗まれちまって、値を付けられないんだ。単体ではただのボロい鏡。
ただでいい。この鏡を貰ってくれねぇかい?」
「………」
「なに、老いぼれの遺品整理を孫達にさせる時に少しでも、楽させてやりたいだけなのさ。」
「…はァ……わかった。貰ってやるよ」
「おぉ!助かるよぉ」
何の気まぐれか分からねぇが、この鏡は手元に置かなければと思った。アイツの野生の勘が移りでもしたのだろうか。
まぁ、女を引っ掛ける前に見る丁度いい姿見にはなるだろう。
「レイリー!お、それ何だ?」
「鏡。それよりロジャー、つまみ食いはしてねぇだろうなぁ?」
「…………し、してねぇ」
「俺の目を見て言え!!」
「い"ってぇ!!!」
「たくっ…またサバイバルか……」
「良いじゃねぇか。そこらに金になる奴らがいるんだからよ!」
「顔が割れるまで時間の問題だがな。」
「だっははは!」
……まさか、思いもしなかった。
この鏡一枚でこれからの人生が変わるだなんて。こんな歳にもなって、ガキみたいに奥手になるなんてな。
きっと、これから先、お前だけだろう。俺がタジタジになって、空回りするなんてこと。
これだけは言える。
お前と出会えたあの瞬間。俺は、世界一幸せ者だと。
俺はこの出会いを、
この命尽きるまで、忘れはしない。
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現代社会を生きるあなたと海賊になりたてのレイリーが、二枚の鏡を通じて出会う恋愛物語のネタです。
パワハラ&セクハラ行為をする独身ハゲ上司に悩まされる普通の女の子です。
黒髪黒目。身長は平均的(158cmより数mm低いくらい)。
ストレスやらで体重が減っていますが、痩せすぎの域までは行かない軽さ。
鏡越しに出会うもよし。
鏡の向こうの世界にどちらかが行くもよし。
両方…欲張りさんですね。喜んで読みます。
というか何故対の鏡が別世界にあるのでしょうか。ご都合設定ではなく、後々使える設定にしたいですねぇ………作者はそんなことが出来る脳みそがないので諦めましたが。
シャッキーと夫婦っていう考察が多いですが、独身で片思い拗らせてるおじさんとか最高じゃないです?ふふふ。
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【KMT】黄泉に差し込む光は。→←【ONEPIECE】お酒に鏡とあなたと。
2人がお気に入り
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はみ゜(プロフ) - みゅーじっくさん» お好きにどうぞ〜!!使用する事をコメントに残していただければ、許可云々を求めなくても大丈夫ですよ!ありがとうございます!! (2020年11月12日 22時) (レス) id: edbe22807d (このIDを非表示/違反報告)
みゅーじっく - こんにちは!ユニーク魔法の「あやつり人形」を私が今書いている小説内で使用してもよろしいでしょうか? (2020年11月12日 19時) (レス) id: 4369581b15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はみ゜ | 作成日時:2020年9月15日 8時