【ONEPIECE】お酒に鏡とあなたと。 ページ17
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いつもみたいにクソハ…じゃなかった。
パワハラ上司の愚痴で頭の中を一杯にしながら疲弊した身体を引き摺って、玄関の扉を開いて、ベッドに顔からダイブした。
「んだよあのクソ上司。さっさと左遷されちまえよ。それか首にされちまえ」
上っ面だけはいいよねと家族にまで言われる猫かぶりに加えてパワハラ＆セクハラで、メンタルボロボロにされた私に口調にまで気をつける余裕なんてなかった。
「ニヤニヤして“結婚しないの？”じゃねぇよ。余計なお世話じゃ。アラフィフの独身ハゲに言われたかねぇよ！！」
＿＿バタンっ
キンキンに冷えたビール片手に冷蔵庫を荒く閉める。プシューと缶から空気の抜けていく音を合図に、口をつけてビールを半分まで一気飲み。
「ﾁｯ………………はァ。」
いいよなぁ。漫画とかアニメの人達って。
ずーっと、キラキラしてて、現実みたいにもみくちゃにされないんだもの。
学生時代に友人から布教され続けた漫画やアニメのことがふと過り、そんな馬鹿みたいなことを思った。彼らだって、私よりも苦しんでいるのに。
「………今日は一本で終わりにしよ。」
一応明日も仕事なんだ。いくら気が滅入っているとはいえ、これ以上の飲酒は仕事に支障をきたす。まぁ、意地でも定時で帰ってやるが。
自分のミスでもないのになんで残業しなきゃならないんだ。帰りに飲みに行ったり遊びに行くために私に仕事押し付けて、金にならない残業とかほんと無意味だろ。
「目覚ましセットした。スーツにシワ、よってない。明日の朝昼飯のゼリーストック、ある。」
よし、寝るか。
そう思い、ベッド近くにある姿見に足を向けて迫り来る睡魔に身を委ねた。
次に目を覚ました時に、胸の奥で強く願っていたことが自分の身に起きているだなんて思いもしなかった。
私はまだ夢を見ているのだと、信じられずに。
それでも、そんな夢みたいなことでも、
あなたと出会えたこと。あなたと、彼と共に過ごせたこと。
これから先の半世紀以上の人生。この命が尽きても、
忘れることはないでしょう。
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はみ゜(プロフ) - みゅーじっくさん» お好きにどうぞ〜!!使用する事をコメントに残していただければ、許可云々を求めなくても大丈夫ですよ！ありがとうございます！！ (2020年11月12日 22時) (
レス) id: edbe22807d (このIDを非表示/違反報告)
みゅーじっく - こんにちは！ユニーク魔法の「あやつり人形」を私が今書いている小説内で使用してもよろしいでしょうか？ (2020年11月12日 19時) (レス) id: 4369581b15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はみ゜ | 作成日時：2020年9月15日 8時
