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いよいよはじまったクラス対抗リレー。
私達のクラスは3位。
ジェシーくん達のクラスは2位。
それから追い上げがすごくて、1位のジェシーくんクラス。2位は私たちのクラス。
もう少しで私の番がくるから余計に緊張してきた。
田「俺らのクラス超僅差じゃん！やべー！お互い頑張ろうなー！！」
って樹くんは喝を入れる様に私の背中を叩く。
痛いよ、樹くん...
次に私たちの順番がくる。
係の人に誘導されて線に沿って並ぶ。
『やばいよ、樹くん、心臓出る、』
田「あはは 大丈夫だって。じゃ、お互い頑張ろうな！」
って呑気に私に手を振ってバトンを受け取って走って行った。
もう私のところにも来るし、走るしかない。
「お願い！Aちゃん！」
しっかりとバトンを受け取る。
大丈夫、樹くんとはそんなに離れてない。
とにかく必死に走る。
るなとか森本とかの応援の声がすごい聞こえてきて恥ずかしいけどそれどころじゃない。
樹くん、ものすごく足速いけど差もどんどん縮まってる。
北斗くん達が見えてくる。
なんならジェシーくんと目が合う。
あ、ガンバレ って口パクされてる気がする。
それだけでも泣きそう。
『北斗くんお願い！』
北「任せといて。」
樹くんとほぼ同じタイミングでバトンを渡したらしい。
息切れが酷くてしんどいかも。
田「A！やったじゃん！お前めちゃめちゃ速かったぞ？！」
田「.....ほら、無理するから、」
あまりにもしんどくて蹲る私を見て樹くんは背中を摩ってくれる。
田「見て、ジェシー達まじで接戦」
2人とも並んでる。
ジェシーくんが少し前に出れば北斗くんはそれを抜かして。
そしたらジェシーくんもまた抜かして.........それの繰り返し。
『すごい...2人とも頑張って！』
クラスとしては北斗くんに勝ってほしいけど、
ジェシーくんのかっこいいところを見たい。
いやもう既にかっこいいけど。
もう少しでゴール。
本当に接戦すぎてどっちが先にゴールするのかが全くもって読めない。
周りの応援の声も大きくなる。
どっち、どっちが勝つの！？
ﾋﾟｰｯ
ゴールを合図する笛の音がする。
先にゴールテープを切ったのはジェシーくんだった。
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
優臨 - 初めてなのにここまで書けるのは、すごいとおもいます！これからもたくさんの作品を、待っています。 (2021年12月9日 9時) (
レス) @page35 id: 6c4039a0eb (このIDを非表示/違反報告)
ゆーしい(プロフ) - ドキドキしながら読んでます！おはなし大好きです、、！ (2021年7月6日 1時) (レス) id: 3150e2c301 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるきー | 作成日時：2021年6月5日 17時
