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『ジェシーくん...』
ジェシーくんに樹くんと抱きついてところを見られた。
ジェシーくんの声に反応して勢いよく顔を上げたけど今の自分の顔を忘れていて
ジ「え？なんでAちゃん泣いてるの？」
さっきまで曇っていた顔も、心配そうな顔に変わり
私と樹くんを離れさせた。
田「なんか俺が泣かせたみたいになってるけど違うから。
でもジェシーに俺を責める権利は無いんじゃねぇの？」
ジ「なにそれどういう意味？」
二人の間にギスギスした空気が流れる。
不味い..........まずなんで二人が言い合いをしてるの。
田「まぁジェシーにはわかんねぇよな。」
そう言い樹くんが私を引き寄せる。
それをみたジェシーくんはどんどん顔を曇らせる。
私を板挟みにするから私までいたたまれなくなる。
『ご、ごめん！飲み物買いに行ってくる！』
スルっ と樹くんの腕から抜けて急いでこの場から離れた。
なにあれ。なんで喧喧嘩がはじまってるわけ？
もう何もかもわからないよ。
.
.
ガコンっ と飲み物が落ち自販機で購入した飲料水を取り出す。
ジェシーくんが来たことによって涙は引っ込んだけど、また泣きそう。
なんでこんなことになっちゃったんだろう。
辛くてその場にしゃがみこむ。
「Aちゃん。」
すると大好きな声が頭の上からした。
『.............ジェシーくん』
ジ「さっきはごめん。」
私よりも何十cmも高い身長を持ってる彼は
私と目線が合うようにしゃがみこむ。
優しく私の頭を撫でるから更に泣きそうになる。
ジェシーくんの手は大きくて落ち着く。
少しモチモチしてて可愛いのに、男の人のような手をしてて。
変な期待をしていた私。
本当にバカだったと思う。
ここでジェシーくんから思いもよらないことを言われる。
ジ「Aちゃんはさ、樹が好きなの？」
苦しくなった。違う って言いたかったけど声が出せなかった。
どうしてそこで樹くんが出てくるの？
抱き合ってたところを見たから？
どうして？？
どうしてそんなに切ない顔をするの？
うまく言えないでいると
ジ「樹のとこ戻りな。」
ってまた頭を撫でて、でも拒絶したのだ。
なにそれ、わけがわからない、なにそれ。
私はいてもたってもいられず、その場から逃げ出した。
ジェシーくんは何も分かってない。
どうして？どうしてこんなことになったの？
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優臨 - 初めてなのにここまで書けるのは、すごいとおもいます！これからもたくさんの作品を、待っています。 (2021年12月9日 9時) (
レス) @page35 id: 6c4039a0eb (このIDを非表示/違反報告)
ゆーしい(プロフ) - ドキドキしながら読んでます！おはなし大好きです、、！ (2021年7月6日 1時) (レス) id: 3150e2c301 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるきー | 作成日時：2021年6月5日 17時
