___為せば成る ページ40
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目「ここにうつってる店、会社の近くっすよ」
目黒くんが指しているのは、少し前に書かれた記事に添付されている写真。
女の人、もとい、姫、もとい、Aさんと思われる姿が雑貨屋らしきお店の中にある。
佐「じゃあ姫はこの近くに住んでいるってこと？」
岩「まだそう断定は出来ないだろ。たまたま通っただけかもしれねぇし」
佐「うーんそっかぁ…」
腕を組んでさっくんが再び悩み出す。
渡「てかさ、ここ住んでんの割れてる方がヤバいんじゃないの？これ送ってきたヤツはなんで阿部ちゃんのポストって分かったの？」
しょっぴーの言う通り。
ポストに表札はないし、仮にここがバレていたとしても部屋の番号までは分からないはず。
なのにピンポイントで阿部くんのところに投函出来るのはおかしい。
エントランスはカードキーがないと開かないし、入れたとしてもせいぜいポストだけだ。
向「郵便物を確認したとか？」
阿「いや、ここって投函口から手が入らないようになってるから それはありえないなぁ。中から開けるから外部の人はそもそも辿り着けないはず。
開けるのもダイヤル必要だし」
セキュリティがやたらと完璧なのが仇になって恐怖を煽る。
目「しばらくみんなで行動しましょ、もちろんAちゃんもね」
『えっなんで？わたしが一緒にいると逆に目立つし相手の気を逆立てるだけだよ』
目「群れから離れてた方が危ない。もしもの時は俺ら守るからさ」
少しだけﾄｩﾝｸ…したけど、厄介事に巻き込まれるのは御免だ。出来れば一緒にいたくないのが本音。
深「過剰なファン昔っから多かったけど、ここまでくると殺気しか感じないわ」
ブログを読みながら、どこか他人事のように嘆く深澤くん。
宮「……よし。みんな、ルールをちゃんと決めよう。
それに沿って行動する。そうすればきっと大丈夫」
大丈夫なんて保証はどこにもないけど、舘様の提案はみんなを落ち着かせる安定剤となった。
・出社、退社は必ず9人揃ってする
・やむを得ない残業の場合は先に帰宅している誰かが2人以上で迎えに行く
・会社の中でも気を抜かない。お昼も単独行動禁止
・出掛ける時は3人以上で！
・外で電話をする時は名前を呼ばない
ざっくり、こんな感じでルールを決めて生活することになったわけだけど。
渡「めんどくさい。1人になりたい」
まぁ案の定、こちらの方からクレームきました。
無視だけど。
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ふ - 待ってました♪これからも、他にないStoryと展開を楽しみにしてます!! (2020年10月1日 15時) (
レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
菫(プロフ) - 新作楽しみにしていました！前作と繋がっていたりと前作ロスになっていた私には嬉しい作品です(笑)すぐにお気に入り追加、高評価しちゃいました…！みつまめ様の作品がまた読めて幸せです…！ (2020年10月1日 0時) (レス) id: 11d68bb805 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みつまめ | 作成日時：2020年9月29日 16時
