___秋茄子は嫁に食わすな ページ16
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『でさ、こないだの続きだけど』
洗剤を持ってレジに並んでいる目黒くんに話しかける。
『協力って何？』
まだまだお会計までに時間かかりそう。結構な長蛇の列……レジの人が初心者なのか、ひとつひとつ丁寧にレジ打ちしている。
目「あー。ふっかさんのこと振り向かして欲しいんだよね」
『は？』
目「Aちゃんがふっかさん好みの女性になって、ふっかさんに好きになってもらうの」
いやいやいや、え？
何で？わたしが？深澤くんの好みにならなきゃいけないの？？？
『メリットが無いんだけど』
目「めっちゃあるよ？ふっかさんから超愛される」
『深澤くん忘れられない人がいるんだよ、わたしなんかに振り向いてくれるわけないじゃん』
目「そんなのやってみなきゃ分かんないじゃん。
ふっかさんには忘れてもらわないと困るの」
『なんで？』
目「俺がその子のこと迎えに行くから」
なんだよ自分勝手だな。あんたにしかメリットないじゃん…
目黒くんもその人のことまだ好きなんだ。で、深澤くんに諦めて欲しいからわたしを利用して忘れさせるつもりだ。
ひっでぇ！！
人の心を何だと思ってんだこいつは…
『そんなの無理、絶対やらない』
レジの番が回ってきた。
少しキレ気味でお金を出すとそのままわたしにリターンされ、目黒くんがカードを出してさっさと決済を済ませてしまった。
このぐらい出すのに。かっこつけてんのか？
『洗剤っくらい買わせてよ』
もう時すでに遅しって感じだけど、わたしは怒ってますよアピールをする。
目「女の子に金出させるとか無いから」
『重いダンボールは持たせるのに？』
目「臨機応変ってやつ」
『使い方微妙に違う』
そうやって言ってるうちに寮の前まで来ていた。
しょっぴーの部屋の前まで来ると、目黒くんがわたしの肩を掴んで耳元で「ふっかさんは絶対Aちゃんのこと好きになるし、Aちゃんもふっかさんのこと好きになる。これは絶対」と囁いた。
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ふ - 待ってました♪これからも、他にないStoryと展開を楽しみにしてます!! (2020年10月1日 15時) (
レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
菫(プロフ) - 新作楽しみにしていました！前作と繋がっていたりと前作ロスになっていた私には嬉しい作品です(笑)すぐにお気に入り追加、高評価しちゃいました…！みつまめ様の作品がまた読めて幸せです…！ (2020年10月1日 0時) (レス) id: 11d68bb805 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みつまめ | 作成日時：2020年9月29日 16時
