___禍を転じて福と為す ページ14
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深「照が無期限活動休止になった時、正直俺めっちゃビクビクしてたの。次は俺の番なんじゃないかって」
深「そしたらみんな同じように怯えてた」
深「その時点でもうアイドル失格だよな〜」
ため息混じりで笑う深澤くん。
笑いがあまりにも乾きすぎていて、早くその溶けた氷の力で潤して欲しいとさえ思った。
『もしその女性を見つけたらどうするの？
告白する？』
何となく聞くと、うぅ〜んと伸びをして手すりに肘をつく。
深「伝えるかな。本業捨ててまで追いかけてきたわけだし(笑)辞め損にだけはしたくない！」
『じゃあわたし、応援するね』
深「ん、ありがと」
そう言うとわたしの頭をわしゃわしゃと撫でくりまわして、部屋に戻って行った。
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入れ替わりでベランダにやって来たのは目黒くん。
なんだろ、深澤くんの時より緊張する。
ってか順番待ちしてた？ってくらいのタイミング。
目「ふっかさんと何話してたの？」
『どーしてSnow Man辞めちゃったのか聞いてた』
目「あー、ビックリしたっしょ」
『ビックリって言うより、男の人ってのは忠実で素直で単純な生き物なんだねぇ…って思った』
目「え？何て聞いたの？」
『忘れられない人がいて、追いかけたいから辞めたって聞いたけど』
目「他は？」
『みんなが過去のスキャンダル暴かれたこと？』
目「……ふーん。ふっかさんそう言ってたんだ」
え、違うの？
不穏な空気が流れる。
月に雲がかかって、都会の明るさを帯びた街並みが少しだけ暗くなる。
目「ねぇ、俺に協力してくれない？」
長い指が伸びてきて、わたしの鼻をツンと触る。
そのまま優しくほっぺをなぞられるとゾワッとして思わず距離を置いてしまった。
『急に何？怖いんだけど』
警戒心レベル10 これはMAXである。
目「簡単なことだよ。打ち合わせはまた今度」
___大きな家には大きな風→←___来年のことを言うと鬼が笑う
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ふ - 待ってました♪これからも、他にないStoryと展開を楽しみにしてます!! (2020年10月1日 15時) (
レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
菫(プロフ) - 新作楽しみにしていました！前作と繋がっていたりと前作ロスになっていた私には嬉しい作品です(笑)すぐにお気に入り追加、高評価しちゃいました…！みつまめ様の作品がまた読めて幸せです…！ (2020年10月1日 0時) (レス) id: 11d68bb805 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みつまめ | 作成日時：2020年9月29日 16時
