___ 悋気嫉妬も正直の心より起こる ページ24
.
うぅ……早く帰って部屋を片付けたいのに仕事が終わらない。
それは他のみんなも一緒。
こういう日に限って残業です。
渡「お前、部屋綺麗にしてあんの?」
綺麗番長渡辺が早速痛いところを突いてくる。
『全然』
渡「……今日行くのやめようかな俺」
『そんなこと言って、結局寂しくなって来ちゃうのがオチじゃん』
あともうちょっとで終わりそうなんだけどな、
チラッと隣の目黒くんを見ると、慣れない手作業にかなり時間がかかっているようで。
しばらくじーっと見てみたけど、全く気付かない。
集中力すごいな。
向「なーなーAちゃん」
『ん?』
向「ここが全然分からんのやけど…一緒にやってくれへん?」
『いーよー、どの辺?』
向井くんの席に椅子を持って行くと、どうやらデータの入力に手こずっている様子。
Excelなら朝飯前のわたしはちゃっちゃか済ませていく。
向井くんはぽかんと見ている。
向「初めっから頼んどけばよかったわ〜!ほんま助かりました!」
両手を合わせてお礼をされる。そこまでのことはしてないんだけど(笑)
『いいよ(笑)向井くんこれでおわり?』
向「そうやで〜 Aちゃんまだ残ってるんよね?ほんまごめん…」
『いいよいいよ、気にしないで!もうすぐ終わるから、一緒に帰ろ!』
向「えっほんまに?帰ろ帰ろ!」
何気なく誘ったつもりでいたけど、
そういう時ばっかり目黒くんは睨んでくるし、
深澤くんもジロジロ見てくるし、よくわかんない。
『えっ…なんですか目黒くん』
とりあえず近くにいた目黒くんに振ってみると、いや別に と顔を逸らされた。
向「んもー。みんな嫉妬してるんやな!俺がAちゃん独り占めしてるから!」
ポジティブの鬼、向井!
わたしはどうもそんな風には思えなかったけどね!
589人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふ - 待ってました♪これからも、他にないStoryと展開を楽しみにしてます!! (2020年10月1日 15時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
菫(プロフ) - 新作楽しみにしていました!前作と繋がっていたりと前作ロスになっていた私には嬉しい作品です(笑)すぐにお気に入り追加、高評価しちゃいました…!みつまめ様の作品がまた読めて幸せです…! (2020年10月1日 0時) (レス) id: 11d68bb805 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みつまめ | 作成日時:2020年9月29日 16時