わたしはテレビを見ない。３

○ . いつだってわたしのことを ページ3

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お風呂に入るために服を脱ぐと、
夥しい量の印があちこちに付いていた。

正直、ゾっとする。


首にはついていないものの、上半身と太ももに…


数えただけで両手が足りなかった。








『さすがに付けすぎじゃない？(笑)』

風呂上がりの牛乳を飲みながら蓮に言うと、「俺しか見ないしいいじゃん」って言いながらパソコンをぼーっと眺めている。


まぁふっかとはそういう関係じゃないし、見られることはまずない。



『ふっかは見ないね』
目「他の人にも見せないで」


蓮はいつだってわたしのことを束縛しようとする。





たぶんこの束縛の逃げ道がふっかなんだろうな。



だからこの関係が心地良かったりする。









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夕方になってもふっかから連絡は来ない。
何も気にしてないのかな。
いつもなら電話なりLINEなりしてくるのに。

目「帰る？」
『んー、帰ろっかな。ふっかから何にも連絡ないけど』

まぁ明日から仕事だし、帰らなきゃいけないんだけどね。


『にしても珍しいな〜、ふっかも誰かと遊んでるのかな？？』


少し部屋を片付けながらぼやく。



目「ねぇ、俺と一緒の時にふっかさんの名前出すのやめてよ」


少し怒り口調で、でもどこか寂しそうに蓮が言った。
わたしは片付ける手を止める。


『え、ごめん そんなに言ってた？』
目「言ってるよ」


おっきな背中が小さく見える。
どうしよう、傷付けた……？
あたふたしながら近寄ると、いたずらに笑ってキスをする。


目「俺怒らせると怖いよ」


ちょっと苦笑いしていると、「マジだから」と
首筋をツツっとなぞられる。


『怖いよ……蓮』




目「怖くないよ？Aがそばに居てくれれば」

○ . ごめんごめんって優しく笑って→←○ . この鈍痛の正体は…

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