わたしはテレビを見ない。 (ページ4)

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○ . 他の人には内緒だよページ4

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結局呼び名は決まらないまま、
お酒だけがどんどん進んでいく。

わたしはそんなに強いわけじゃない。

気が付けばすっかりと出来上がってて、
アイドルと一緒にお酒飲んでることなんて
とっくの昔に忘れていた。

『ねね、ふっか～何でわたしに声掛けたん～？』
深「おいおい遂にふっか呼びかよ！さんはどこいったんだよ！」
佐「姫エンジンかかりすぎｗｗｗｗ」
阿「お酒がガソリンだったみたいだね(笑)」
『可愛かったから～？？気になったから～？？』
深「ばっ！言わせんなって！」

ウフフ～なんて笑いながらコップに口を付けていると、
隣でほぼシラフ状態のひーくんさんが
「ほどほどにな」って水を渡してきた。

『ひーくんは優しいね』
岩「俺だけしか優しくないみたいな言い方笑」
『フフッあ、トイレ行ってくんね』

千鳥足でトイレに向かう。

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トイレから出ると、さっき眠そうにしてた
めめさんが同じタイミングで男性用トイレから
出てきた。

『まだわたしめめさんと話してないねぇ』

酔った勢いでベタベタ触っていると、

目「ホントの名前は？」

と真剣な眼差しで聞いてくるめめさん。

『ん～？』
目「ん～？じゃなくて。名前教えてよ」
『めめさんにだけ教えちゃおっかな～』
目「蓮でいいから」
『蓮って言うんだねーーーー、わたしはA』
目「Aね、覚えた。他の人には内緒だよ」
『えっなんで？』
目「俺だけ知ってればいーの」

そう言うとめめ……蓮はわたしのおでこに
チュッとキスをして席に戻って行った。

…チャラい奴。

ジャニーズってチャラいんかな。

ナルシストっぽいしチャラくて当たり前か。

なーんて最低な事考えながらわたしも席に戻る。

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佐「あ！姫が戻ってきたでやんすよ～。遅かったねぇ」
宮「大丈夫？気持ち悪くない？」
『だいじょぶよ～』

さっくんさんとだてさんがすぐに声をかけてくれた。

優しいなぁ。

深「てっきり目黒に食われてたかと思ったわ！」
『は？！』

思わず持ってた箸を落とす。

深「もしかしてもう食われた…？」
『んなわけ！！ふっか想像力豊かすぎ～』
佐「豊かすぎ～」

岩「お前ら仲良いな(笑)」

キスは

食われたわけじゃないよね？