第68話『スティングの優紗への願い』 ページ24
ー数日後、時透邸の庭にてー
ー視点無しー
優紗「え?本気で相手をしてほしい?」
スティング「はい。お願いします」
優紗「なんで急に」
スティング「優紗さん・・・俺、強くなりたいんッス。鬼になった彼奴を・・・ローグをいつでも取り返せるように」
優紗「・・・解った。でも、1つ言っとくね?」
スティング「はい?」
すると優紗は目にも留まらぬ速さでスティング目の前に日輪刀を構えて飛んできた。
優紗「死なないように気をつけてね」
スティング「ッ!(速い!)」
優紗「【風の呼吸 陸ノ型 黒風烟嵐】!」
スティング「【蛇の呼吸 伍ノ型 蜿蜿長蛇】!」
優紗「【風の呼吸 弐ノ型 爪々・科戸風】!」
スティング「【蛇の呼吸 壱ノ型 委蛇斬り】!」
優紗「【花の呼吸 肆ノ型 紅花衣】!」
スティング「【蛇の呼吸 肆ノ型 頸蛇双生】!」
優紗「・・・」
スティング「ハァ・・・ハァ・・・」
優紗「はい。ここまで」←日輪刀をしまった。
スティング「なんでッスか!俺まだいけます!」
優紗「息切らしてるでしょ」
スティング「ウグッ・・・」
優紗「もう少し体力つけないと、猗窩座とかと対峙した時、瞬殺されるよ」
スティング「・・・」
優紗「それに【蛇の呼吸】の本来の力を出しきれてない」
スティング「なんでそんな事まで解るんッスか?」
優紗「柱の皆さんとは1回手合わせした事あるから」
スティング「本気出してですか?」
優紗「まさか、軽気でだよ。でも・・・あの人には少し本気出したかな」
スティング「誰ッスか?」
優紗「音柱の宇髄さん」
スティング「悲鳴嶼さんは?」
優紗「悲鳴嶼さんは、軽気でも普通に倒せるくらいでした」
スティング「じゃあなんで宇髄さんに本気を出したんスか?」
優紗「それはね・・・宇髄さんは他の柱の皆さんとは違う。使う呼吸の型は単調だけど、宇髄さんは行動力が人並みを超えてる。宇髄さんは・・・これからも特訓していけば、猗窩座と同じくらいの力を出せる」
スティング「そうなんスか・・・」
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