【刀剣乱舞】あれ？ここってもしかしてブラック本丸？【審神者成り代わり】

20（過去編） ページ21

Noside


『初めまして、今日からここの審神者になった雨宮詩音です。よろしくお願いしますね』




そういったのは優しそうな感じの女性・・・雨宮詩音だった



雨宮詩音は皆と仲良くなろうと必死だった



その時の皆は、一之瀬真が居なくなった悲しみから雨宮詩音に関心が行かなかった




しかし、雨宮詩音は諦めなかった。




どんな相手にも笑顔で話しかけ、優しく接する事で次第に皆は雨宮詩音に心を開いた



そして、雨宮詩音で一之瀬真が居なくなった悲しみを埋めようとしていた



実際、雨宮詩音は任務もちゃんとこなしていたし、美人で優しく気が利く人であることから皆すっかり雨宮詩音に懐いていた




でもある日突然、それは起きた




『三日月！ちょっといい？』



「おや、主や。どうしたのだ？」




『今日の夜って空いてたりする？』



「空いておるが、何かあるのか？」




『実は相談事があって・・・その、皆には言い難い内容だから、皆寝静まった時間帯に部屋に来てほしいんだけど・・・駄目かな？』




「もちろん構わんぞ」



『やったぁ！ありがとう三日月！じゃあ今夜・・・・待ってるね』






その時の三日月は浮かれていた



自分が頼りにされていると、自分にしか相談できないことなのだなと



雨宮詩音が他の誰でもない、自分を頼ってくれた事に浮かれていたのだ



それが悲劇の始まりとも知らずに

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