検索窓
今日:8 hit、昨日:25 hit、合計:255,979 hit

狂犬152匹 ページ8










やっぱり私の勘は最近冴えてるらしい






着いた倉庫にはみっちゃん、理子ちゃん




そして狂犬相良




走って向かうと理子ちゃんを守ろうとするみっちゃんを金属パイプで殴ろうとする相良の姿







『ッ……!!!!』




「…………お姫様の登場…ってか?」




「A……?」
「Aちゃんッ!!」




遅くなってごめんね、と2人に謝る




『相良さん…もうやめて』


「辞めねぇよ」


『ねぇ相良さん』


「うるさいねぇ、軟高のお姫様は」






"軟高のお姫様"




さっきから違和感を感じていたこの言葉






『Aって呼んでよ……』


「……は?」



『呼んでくれないんですか』






すると呼ぶ必要がねぇからな、と突き飛ばされる




『ッ……やめてッ』





みっちゃん目掛けて鉄パイプを振りかざした相良さん






止める手も追いつかず、ごめんなさい…と呟いた時




灰色の制服は何者かによって飛ばされる





『……ッいとーくん!!!』




片桐さんが助けに来てくれた、そう言ったいとーくん




「裏切り者は

最後は裏切られることになってんだよ」



そんないとーくんに噛み付く相良さん


「だからなんだって言うんだよ…!
ボロボロじゃねぇか!!!

そんな体で、俺をやれるかよッ……!」




そう叫び殴り掛かる相良さんの腕を押さえ



綺麗な頭突きをかます、いとーくん




頭突きが聞いたのか、その後



ドサッ


倒れ、仰向けのまま動かない相良さん



「待たせたな……」


「はっ……おせぇよ」





ボロボロな2人が生きている事に安堵し涙が止まらなくなる





『理子ちゃッ……!大丈夫?怪我してない?


いとーくん……京ちゃんはッ……』





すると、大丈夫だよ、と笑いかけてくれるいとーくん



『良かった…』


いとーくんの方を見ると腕がブランと力なく垂れ下がっていて、折れているんだな…とひと目でわかる





相良さんの方をしばらく見ていると



「行くぞ」




みっちゃんといとーくんと理子ちゃんが倉庫から出ようとしていて





『ごめん…先行ってて、後で追いつくから』









そう言って相良さんの方に近づく

狂犬153匹→←狂犬151匹



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (98 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
321人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

くりーむぱんだ(プロフ) - chonsa104さん» ありがとうございます!第5編始めましたので、ぜひそちらもよろしくお願いします! (2020年8月5日 9時) (レス) id: 96f5d2440a (このIDを非表示/違反報告)
chonsa104(プロフ) - 面白くて一気に読んでしまいました、、!これからも楽しみです!第五編始まりますか? (2020年7月21日 11時) (レス) id: 6d074c0df9 (このIDを非表示/違反報告)
くりーむぱん(プロフ) - ちゃおずさん» 本当ですか!ありがとうございます!これからもバンバン更新して行きたいと思います!! (2019年2月21日 6時) (レス) id: 655e3d0b42 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃおず - 面白くて一気に読んでしまいました!これからも更新楽しみにしてまふ (2019年2月20日 1時) (レス) id: ae884d7ff6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:くりーむぱん | 作成日時:2019年2月12日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。