狂犬151匹 ページ7
ー三橋sideー
「やめろッ……!!!!!!」
手錠で俺を縛り付け
手の届かないところで理子に
棒を近づける
真っ赤に熱されマグマのような棒を
「ほら、どうするよォ…三橋ィ」
お前が助けねぇとお顔がぐっちゃぐちゃだぜ?
馬鹿にするように…楽しそうに笑うそいつ
「お前弱いからこんな手しか使えねぇんだろ。
俺と勝負しやがれ……!!」
もがくたびに嘲笑うように
手錠と金属がぶつかる音が響く
「……残念だなぁ、三橋
俺を挑発したところで、時間稼ぎにしかならねぇ」
そう言って手袋を外し棒を置いてこちらに向かってくる相良
「気に入らねぇんだよ……
いっつもヘラヘラしてんのによぉ…
誰よりも強いとかよッ!!」
「ッは……ぐぁ……ッ」
何度も何度も無抵抗な身体に攻撃が入る
少しすると俺から離れ
もう一度金属の棒を手に持ち
「おら、泣き叫べよ」
「ッ……」
そう言って理子に真っ赤な棒の先を再び理子に向ける
それでも泣き叫ぶこともせず真っ直ぐ相良を見つめる理子
無理矢理でもいい
手錠から手を抜く…いや、肉を削いで腕が開放される
「三ちゃんッ……!」
「てめぇ……肉削いで…………いいねぇ!!」
ニヤニヤとする
相良を見ることなく理子を守るように
理子の顔の横に手をつく
「どうした…理子」
「……ッ」
三橋「……目から鼻水出てるぜ?
………きったねぇな」
理子を少しでも安心させるようにそう呟く
「なるほど?俺を殴る気力も残ってねぇってか…
まぁいいぜ、望み通りにしてやる!!」
来るはずの衝撃に備えて体に力を入れ目をつぶる
でも相良からの打撃が俺を襲うことはなかった
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くりーむぱんだ(プロフ) - chonsa104さん» ありがとうございます!第5編始めましたので、ぜひそちらもよろしくお願いします! (2020年8月5日 9時) (レス) id: 96f5d2440a (このIDを非表示/違反報告)
chonsa104(プロフ) - 面白くて一気に読んでしまいました、、!これからも楽しみです!第五編始まりますか? (2020年7月21日 11時) (レス) id: 6d074c0df9 (このIDを非表示/違反報告)
くりーむぱん(プロフ) - ちゃおずさん» 本当ですか!ありがとうございます!これからもバンバン更新して行きたいと思います!! (2019年2月21日 6時) (レス) id: 655e3d0b42 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃおず - 面白くて一気に読んでしまいました!これからも更新楽しみにしてまふ (2019年2月20日 1時) (レス) id: ae884d7ff6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くりーむぱん | 作成日時:2019年2月12日 16時