検索窓
今日:5 hit、昨日:25 hit、合計:255,976 hit

狂犬149匹 ページ5









制服の下から手が入ってきてお腹

スカート…ボタンがちぎられたスカートから太ももを


するする…と撫でられた時



いや、そのうちの1人の大事な部分を蹴りあげた時





「何してんだ、お前ら」




少し遠くから優しくも柔らかくもない


鋭く 短く 冷たい声で放たれる言葉




「やべぇ…!」



「すんません……!」




そう言って一瞬にして私から離れていく開久達





『…さ……が、ら…さ』




「おーおー、軟高のお姫様も随分可愛らしい姿になったじゃねぇか」



『……京ちゃんは…どこ、理子ちゃんにも何かしたの……』



みっちゃん達に手を出さないで、そう言った時


瞬間、ピリッと空気が冷たくなる





『……ッ相良さん』





ゆっくり、ゆっくりとこちらに近付いてくる相良さん




ズレたスカートをガっと持ち上げ正規の場所に戻しながら




「お前もバカだねぇ」



『…あの人達に手出さないで』



「口の聞き方には気ぃつけろ」



『……なんで?』


「は?」





この前も聞いたこの聞き方に眉をより一層顰める相良さん





『みっちゃん達が憎いんでしょう


それは分かってます



でも…なんでここまでするの

なんで私から好きだった相良さんを奪うの』






初めて口にした【好き】の2文字は

甘酸っぱい、そんな雰囲気とはまるで真逆の場面





何も言わずに睨み付けるようにこっちを見ている相良さんの目は私なんか写してないみたいで







『相良さんを返して』









「俺が相良だろうが」



それだけ冷たく私に言い放って




「俺は伊藤の方見てくるわ



この女、何しでかすか分かんねぇからしっかり見張っとけよ」







それだけ言い残して倉庫から出ていく







『相良さんッ……!!!』





届く声で叫んだはずの声は


届くことなく空を切った

狂犬150匹→←狂犬148匹



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (98 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
321人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

くりーむぱんだ(プロフ) - chonsa104さん» ありがとうございます!第5編始めましたので、ぜひそちらもよろしくお願いします! (2020年8月5日 9時) (レス) id: 96f5d2440a (このIDを非表示/違反報告)
chonsa104(プロフ) - 面白くて一気に読んでしまいました、、!これからも楽しみです!第五編始まりますか? (2020年7月21日 11時) (レス) id: 6d074c0df9 (このIDを非表示/違反報告)
くりーむぱん(プロフ) - ちゃおずさん» 本当ですか!ありがとうございます!これからもバンバン更新して行きたいと思います!! (2019年2月21日 6時) (レス) id: 655e3d0b42 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃおず - 面白くて一気に読んでしまいました!これからも更新楽しみにしてまふ (2019年2月20日 1時) (レス) id: ae884d7ff6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:くりーむぱん | 作成日時:2019年2月12日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。