狂犬くんと狂犬ちゃん4【今日俺】

狂犬178匹 ページ36

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『はぁ……寒…』





そう、今は春とは言え倉庫に放置は寒い




朝ごはんを食べてたからまだ、まだお腹は空かないし大丈夫だけどさぁ




『……うーん、どうしようかなぁ』





手を動かしてみるものの手錠と椅子が当たる音しかしない



『みっちゃん達にまぁた心配かけちゃうや』





幸い今週は猛くんと会う約束はしてない




今週中までにはどうにか出来てる、はず




とにかくこの手錠をどうにかしないと







どう頑張って足掻いても前のに古い倉庫のパイプみたいに脆くないから折れるとか無いし。




『うーん……』




何時間経ったのかと思い、腕時計を見ると丁度いつもの登校時間






『まだ全然経ってないなぁ……』




たまに遅刻とかするから多分そんなに騒ぎには今日の午前中はならないはずだけど


過保護3人居るから、学校で大変なことになってないか心配だ







そんな事をぐるぐるとかんがえてると



「おねぇさん、どんな感じ〜？」


『あら、さっきぶりですね』




犯人の1人……リーダー格であろう奴が入ってくる




「まだまだ元気そうだね」


『そりゃまだ2時間も経ってませんから』


「ふぅん、おねぇさんに恨みはないけど死んでもらわないとだからさぁ」




俺達は直接は手ぇ出さないけどね








『なるほど、放置して飢え死、とか狙ってます？』



「だいせいかぁい」



よく出来ました〜、とぱちぱち手を叩くそいつ





ムカつくな

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