狂犬くんと狂犬ちゃん4【今日俺】

狂犬176匹 ページ33

ー伊藤sideー









『てことで、ちゃんと香取さんには伝えました』




昨日香取と遭遇した時に無理だということを伝えたというAちゃん





「で、納得したのかよ」


『それがさ、諦めませんって叫びながら走り去ってったの』


「Aちゃん……それ意味無いんじゃ」



『やっぱり？でもとりあえず伝えたし…みたいな？』



この時ばかりは普通に相良に同情する





Aちゃん危機感無さすぎじゃない……？

その言葉は俺の口からじゃなくて理子ちゃんの口から発せられた





『え？危機感…んー、相良さん強いし、大丈夫かなって』


「いや！Aちゃんが開久に連れ去られたらどうするのよ！」


『……あぁ、そっちもあるのか』





大丈夫、片桐さんと相良さん期の開久にも負けなかったから、と笑顔で言ってくるAちゃん




「確かにAちゃんは強いけど…何かあったら叫んで助け求めること、俺たち行くからさ」



『待って私そんなに声大きい？』



「「「割と」」」




『嘘でしょ……』




「とにかくだなぁ！


俺は相良と認めてねぇ！」


『う、うん？』


「でも！相良以外はもっと認めてねぇからな！！香取に乗り換えとかすんじゃねぇぞ！」


『しないよ！』




とにかくAちゃんなら大丈夫かなって思ってた俺達がわるかったんだと


この後痛感させられることになる

頂きました！→←狂犬175匹

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す