狂犬くんと狂犬ちゃん4【今日俺】

狂犬174匹 ページ30

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「おめでとう！Aちゃん！！」

「おめでとう、泣かされたら言うんだよ？」

「俺ァまだ！！」




『へへ、みんなありがとうね！』




無事お付き合いを始めた私と猛くん






あ、相良さん呼びは他人行儀だから嫌と言われたので…くせで呼んじゃうけど




「で、香取の野郎はどうしたんだよ」



いつの間にか駄々こねる事に飽きていたみっちゃんがそう聞いてくる



『え？香取さん？いや、知らない』

「知らないってお前……」





相良は大丈夫なのかよ、と言われる




『相良さんとこの前一触即発でした』



「え、会ったの！？」


『うん、なんかデート中に遭遇した』




その時の状況を話すと




「香取、Aちゃんと相良が付き合ったって聞いたらあばれそうじゃねぇか……？」


「開久総動員で相良のこと攻めそうだわなぁ」



『いや、え！そんな事になったらそれは黙らせるよ』




するとみっちゃんから「こわ」と声が聞こえる



いや、そうしないと香取さんあきらめ悪いから…




毎日断って振ってもめげない謎のメンタルの持ち主なんだもん









『とにかく、今度あったらちゃんと丁重にお断りして説明するから』


「ま、なんかあったら呼べよ」



『りょーかい！！』

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