狂犬くんと狂犬ちゃん4【今日俺】

狂犬155匹 ページ11

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あの後




さすがに一緒に出ることはできないと考え


1人でみんなの後を追うことに








「Aさんっ！！！！」


まだフラフラの状態でこっちに向かってくる




『今井さん!!!』




そう言って駆け寄ると「はうぅっ！」と崩れ落ちる



『え、え！？今井さん！？』


「あ、放っといていいから」


相変わらずドライな谷川くん



『理子ちゃん、京ちゃん、大丈夫だった？痛いところない？平気？』


「大丈夫だよ、Aちゃん。助けに来てくれてありがとう」


「Aは大丈夫だったか……？」



天使が2人目の前に……


『二人ともがわいい……』






「んで、Aちゃーん？」

「なんで黙ってたんですかねぇ」



そう言って手に力があまり入らないみっちゃんがほっぺをつまんでくる



いとーくんはいつに無く黒い笑顔でこちらを見ている




『えっと〜、あはは』


「あははじゃねぇよ！お前も捕まりやがって！」

「相良に聞いた時ほんとに焦ったんだからね！？」



茶封筒のことを話すと


「次は言えって…何回言ったかな？」

「Aちゃんは無理し過ぎなんだよ」



何回も心配かけてるなぁ……と心から申し訳なくなる









『生きててよかった』



そう呟くと



「勝手に人を殺すんじゃねぇよ」



そう、みっちゃんが返してくる









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