狂犬くんと狂犬ちゃん3【今日俺】

狂犬104匹 ページ8

ー伊藤sideー



何故か担任に呼び出され、俺と三橋は保健室に






するとそこには山口先生が眠っていた



「ああああああああ、山口先生ｯ！

男、椋木！黙っているわけにはぁぁぁぁ」


「うん…でも先生危ないっすよ」


「ひでーなこりゃ…」



女にも容赦しねぇってか…



「三橋！伊藤！！！」


「はい」


「やっちゃって！！！」



「「……はぁ？」」



自分じゃ危ねぇからって……



「三橋くん……伊藤くん……」





小さい声で俺たちを呼び止める山口先生




「あの1年生……赤坂さんと…有栖川さんを……探してた」


「理子ちゃんとAちゃんを！？」



その女2人がこの学校でいちばん強いんだろ、と



そう言って探してるらしい



すると三橋は


「大丈夫じゃないっすか? まぁ学校で? 一番お強い人だし??」


「……おい」



それだけ言って保健室を出ていく三橋


「あいつ……！」



三橋の後ろを追いかけようとすると



「待って……」



また弱い声の山口先生に止められる




「追いかけられてたの……」


「え？」


「有栖川さんが……その1年生に」


「ｯ……！」





Aちゃんを探しに保健室を走ってでた





「Aちゃん……無理すんなよ」




無理しがちなAちゃんの事だから多分……



誰の目にもつかないところのはず

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