狂犬142匹 ページ47
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絶対に敵に回したくない人は?
そう問われれば即答できる自信がある
『三橋貴志』
みっちゃん、貴方のことは敵に回したくないや
卑怯、うんぬんの前に強いんだもの
あんだけ威勢よく喚いていた月川さんも手が出せない
蹴りを入れられ倒れ込んだ月川さんを
ソファに、まるで王座のように座り見下ろすみっちゃん
「言っとくけどなぁ、こっちの伊藤は俺より強いぜ?
テメェが左手でしか闘わないから本気出さなかっただけ、
優しい男だからさ」
そういう所がかっこよくてずるい所なんだよなあ
「なるほどぉ…」
そう呟いてチャカ…拳銃を取り出す月川さん
いとーくんがこちらをチラリと見る
大丈夫だよ、と微笑むと
微笑み返してくれる
「降参か??
お前は腕力で勝てねぇんだ、弱ぇ男だぜ」
『今井さんは最後まで闘ったよ』
「ほざけ…」
そう言って拳銃を向けてくる
……ほぼ私に
「何を勘違いしてるのか知らねぇけどな」
「この子は俺たちの何倍も強ぇんだよ」
いとーくんが私と肩を組み、そう言ってくれる
この2人より強いなんて、そんな事ないけど認められた気がして嬉しかった
「くそ、くそくそぉ!!
ビビれよほら!!撃つぞゴラ!!
本気で死にてぇのか!!?」
その瞬間
みっちゃんがガソリンを月川さんにぶっかける
状況が把握できない月川さんはその状態から動かない
『打たない方が自分のためだよ』
「あ?」
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くりーむぱん(プロフ) - なーなー@今日俺#最高かよ。さん» ありがとうございます! (2019年2月12日 20時) (レス) id: 655e3d0b42 (このIDを非表示/違反報告)
なーなー@今日俺#最高かよ。(プロフ) - 番外編までお願いします! (2019年2月11日 19時) (レス) id: 81356d4d41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くりーむぱん x他1人 | 作成日時:2019年2月10日 12時