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狂犬133匹 ページ38









『なッ……いや、ですッ……!!!!!!』



「約束破る気ぃ?」



『……ッやだ、たすけ、て』






あぁ……こんな時まで浮かんでくるのは





「月川さん、そいつは俺に任せてくださいよ」





ずっと会いたかった人


ずっと聞きたかった声





『ッさ……』




声を出そうとした瞬間相良さんに睨まれる




出そうとした声を飲み込む






「なにぃ?知り合い?」



「いや、そいつぁ、色々厄介な女なんで月川さんの手を煩わせるのは悪ぃんで俺がなんとかしときますよ」


「へぇ?ま、俺もする事あるしぃ今回は任せるよ」






そう言って、命拾いしたねぇと囁いて去る月川さん






『相良さん……な、なんでッ』





手を掴まれ引っ張られる



でもその手はどこか優しくて



あの日からずっと我慢してた涙が止まらなくなる




『ッ……なんで、なんで、きゅ、急に……ッ』


「…落ち着けや」


『だってッ……急に…私のとこからッ…消えちゃって…それなのにッ……酷いことしてッ……』


「おう」





そう言って涙を拭われる




『なんでッ……』


「気まぐれだよ、これも」


『気まぐれなんかで……』






私のココロをかき乱さないで___________






「もう二度と俺の前に現れんじゃねぇぞ」


『……それは約束できません』



「次はボコられても文句言うなよ」



『ッ……上等です』






そう言うと、変わんねぇなと可笑しそうに笑って背を向けて去ろうとする




『相良さん……ッ』



「…じゃ」






そう言って私の手を振り払って行ってしまった









結局本音は聞けなかったし

また悩みが増しただけだった

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くりーむぱん(プロフ) - なーなー@今日俺#最高かよ。さん» ありがとうございます! (2019年2月12日 20時) (レス) id: 655e3d0b42 (このIDを非表示/違反報告)
なーなー@今日俺#最高かよ。(プロフ) - 番外編までお願いします! (2019年2月11日 19時) (レス) id: 81356d4d41 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くりーむぱん x他1人 | 作成日時:2019年2月10日 12時

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