狂犬くんと狂犬ちゃん3【今日俺】 (ページ21)

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狂犬116匹ページ21

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結局しばらく一緒に居て

もう遅いから帰れと言われ帰される

ぬっと2つの影が街灯に照らされ現れる

「軟高の三橋貴志たぁ、俺の事よ！」

「伊藤じゃボゲェ

マブいねぇちゃんじゃ～ん」

『………………………………？』

全力で意味がわからなかったのでとりあえず首を傾けておく

「俺らさぁ金が必要なんだよねぇ」

「2万で勘弁してやるから早く出せやぁ」

『…みっちゃんといとーくんはそんな喋り方じゃないからもっとちゃんと訓練しよ？』

「「はい？」」

ポケっとする2人を他所に

『それに私今すっごいムシャクシャしてたの、ちょうどいい所にありがとう』

「え？え？」

ふぅぅぅ…と息を吐いて戦闘態勢に入る

『よし、やろうか』

「やってやんよぉ！！！！」

おらぁぁぁぁぁと声を上げてこちらに向かって走ってくる(偽)三橋、伊藤

『ﾁｯ』

ｶﾞﾝｯｯｯ

「「ﾋｯ……」」

2人の真ん中を通し、後ろの壁を思いっきり蹴る

『二度と……その面見せんじゃねぇよ』

「は、は、はいぃぃぃぃい」

そう言って逃げ出す2人

『もっと根性鍛えてから2人に成りすませっての！！！』

……そんなに見ないで、おじさん

声荒らげたのは悪かったよ…

え？蹴った壁の家の持ち主……？？

一方そのあと

「軟高の女には二度と手ぇ出さねぇ……」

「それ、金髪の女の子？」

「知り合いかよ！」

「うん、Aちゃんに手出して生きてたんだから良かったね」

「なになに、あの子そんなに野蛮な子なの！？」
「お父さん知らないっけ？」

ちゃ～んとお縄に着いた偽コンビでした