狂犬くんと狂犬ちゃん3【今日俺】 (ページ2)

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狂犬98匹ページ2

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「はぁ…煽ってんの？」

『え？や、ちが、そんなんじゃないです！』

そう言うと、ふぅんと言ってジリジリと寄ってくる

違う、髪の毛が、いつもと違って上がってなくて、

顔がよく見えない

顔と顔、あと数センチ

ｶﾞﾁｬｯ

「たっだいま～！」

『！？あ、お、お母さん帰ってきた』

そう言って相良さんを押し返す

「ﾁｯ…じゃあ帰るわ、飯と風呂、助かった」

『あ、いえ！』

「A～、おかえりは～？」

お母さんがリビングに入ってくる

「！？！だ、だ、え、彼氏！？」

『ち、違うよ！お母さん！』

「っす…」

「えぇ～イケメンくんじゃない！」

『ちょ、もう！やめて！

相良さん！途中まで送っていきます！』

お母さんがお話聞かせてよ、と騒いでるのを背中で聞いて相良さんの手を引いて家を出る

『荷物、これだけですよね？』

「おう」

『ほんっと、すみません！』
「あ？」

『うちのお母さん騒がしかったでしょ？』

「お前にそっくりだな」

『え！私あんなに騒がしいですかね？！』

笑って話してくれる相良さん

さっきの少し怖い相良さんはどこに…

『相良さん、途中まで送っていきますよ』

「あほか。

そしたら俺がここに送ってきた意味ねぇじゃねぇか」

『あ、ほんとだ』

「まだ風呂入ってねぇんだろ？

お子ちゃまは早く風呂はいって早く寝な」

『同い年ですからね！？』

「おーおー、んじゃぁな」

そう言いながら前髪をかきあげながら歩いていく相良さん

『はぁぁぁぁぁぁ…ずっる』

ギャップ(？)の良さに気づいた女子高校生有栖川A