狂犬くんと狂犬ちゃん【今日俺】

狂犬38匹 ページ40

駅に着いても

『みっちゃんが居ない…』

「Aちゃん…三ちゃんは…」

「あの！！！」

『京ちゃん、明美ちゃん？』

「三橋さんが変なんだ!!」

え…？みっちゃんが？

話を聞くと、変な歩き方してるなぁって思ったら急に倒れたらしい


『行こう、理子ちゃん、いとーくん』

急がないと、そう言ってみんな走って向かう


公園に着くと理子ちゃんが真っ先にみっちゃんに向かう

「どうしたのよ、三ちゃん」

「なんだよ…お前ら」

理子ちゃんが経緯を説明して、私もいとーくんも佐川くんの所に行けなくなったことを伝える

「実は…………車に衝突した」

『…は？』

「ただ……もう全然平気」


嘘だ

ラジオ体操なんか始めるみっちゃん

みんな困惑の表情……そりゃ困惑するよ

「まあ一応大事とって、あのー、病院に行くけど伊藤に付き合ってもらうから」

『私も行く』

「いや、Aも佐川のところに行け」

『佐川くんのところには行きたいけど』


私も標的だから、みっちゃんにだけ聞こえるくらいの声でつぶやく


「…わかった、Aも俺たちと行こう」



理子ちゃんたちと別れて東京ヤンキーを探しに行く

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