狂犬くんと狂犬ちゃん【今日俺】

狂犬12匹 ページ13

その日は放課後までずっっっっと尋問された


Aちゃんお疲れモードだよ

『ねぇみっちゃん早く帰ろうよ』

「ちょっと待ってね♡」

『はいはい』


いとーくんは今日は京ちゃんとデートらしいので

みっちゃんとふたりで下校でっす

『くそぉ、私も京ちゃんとデートしたかった』

京ちゃんほんと天使なのよ…

絶世の美女

私の周り美女が多すぎる幸せ

「おーい、Aさぁん？」

『おっと、帰れる？』

「帰ろうぜ〜腹減った」


お前を待ってたんだぞ三橋よ


『ねぇ、みっちゃん〜』

「なんだい、あっちゃん〜」

何その呼び方、可愛いな…

『りんご食べたい』

「なんでりんご」

『なんでだろう』

そんな中身のない話をダラダラしながら歩いてると


「三橋さんｯ______！」


軟高の制服を着た男の子

え、なんかめっちゃ怪我してない？


「伊藤さんが___」

『なに、いとーくんに何があったの』

「開久の奴らに…ｯ」


行かないと、いとーくんを傷つけるなんて絶対許さない


「A」
『うん』


ボロボロな男の子は走る私たちに向かって

「伊藤さん…マジでかっこよかったっす！」

「かっこいい？」









「アイツのは、クサイって言うんだよ」

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