歪な愛《さ/と/み》

くだものないふ ページ2

朝です

私はベッドから起き上がりじわじわと傷口から出てくる血を洗い流したあと絆創膏を貼ります

さとみさんは私の足に傷をつけてしまったという罪悪感でなかなか部屋から出てこない

『さとみさん出てきてください。私は全然気にしてませんから。』

「マジでごめん、本当にごめん、...」

声も元気が無い

朝から元気のないさとみさんは見たくなかったよ

『わかりました、』

そういや、私さとみさんの家に行く前に買い物行っててりんご買ってたんだ

林檎。

綺麗な赤のりんご

包丁借りて切ろ....

私はシンクの下の扉をあけて包丁を取り出そうとした

そこにあるのは包丁ではなく沢山の 果 物 ナ イ フ

でも！

りんご切るし..!

でも....なんで果物ナイフがあるんだろう....?



まぁ

いいや。



とりあえず私はりんごを切る

静かな部屋にサクッサクッとりんごを切る音が響いている

うさぎのりんごを作ったら少しは元気出るかな....

でも....

さとみさんは大人だから喜ばないかな....?

言って私も大人だけど

もし喜んだらギャップで死ぬっ..

切れたし、届けに行こ....

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コンコン

元気に行こう.....

『さとみさんりんご剥きました....！食べませんか？』

「お...ありがとう。一緒に食べよ..?」

少しは元気出たかな......???

うさぎさんりんごパワーかな...???

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ちょっとは....

近づいても良いよね..?

私はさとみさんの座ってる隣にくっついて座った

「ねぇA、ぎゅってして？」

///

ぎゅ

「今日はごめんな。あと、ありがと(ｺｿｯ」

耳元でイケボはヤバイ

顔真っ赤だーっ..!!!!



好きだなぁ...


うさぎさんりんごパワーやばいい！

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ありがとうございます！
うさぎさんりんごパワーやばいい

今日は甘めなお話になったかな？？

独占欲→←なにそれ。

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