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「…着いた」
あれからこれといった会話はしていない。
ただ俺が道を聞き、かつきが右か左かを答える。ただそれだけだった。何かがお気に召さなかったらしい。
もうこればかりはどうしようもない。









『……いや…帰れよ』

なんで家に入らないんだよ。もう手は離してあるだろ。家入れ。

『……勝己…どうした』

「………別に」

なら帰れ。本格的に腰が痛いんだ。病院コース決定しちまったよ。



もう一度声をかけるべく口を開くが



何故か


バキッと何かが割れる音がした。


「勝己！！！！」









かつきは無事ですけど御宅の扉が無事じゃないですよ。

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作者名：終着点 | 作成日時：2017年9月23日 16時

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