Memory of youth（HiB短編集）

・ ページ32

・









ジリリリリリ









適当に頭の上に腕を伸ばして、
目覚まし時計と止める









もう朝なの、

早くない、？









でも起きないわけにはいかないから

仕方なく体を起こして、時計を見た









今日は……、




っ、









龍斗くんと、デートの日、












やばい！仕度しないと！







昨日決めたお気に入りの
花柄でピンクのスカートに、白いブラウスを着て





ドタバタと急いで部屋から出たら
とりあえず鏡の前に立つ









久しぶりに会う龍斗くんに





どうしたの？って聞かれたくって……

思い切って前髪を切ってみたんだけど、







似合ってる、かな、？









不安を抱えながらも
くるんと前髪を整えて、

いつもは結んでいる後ろの髪も
今日は下ろしてゆるく巻く









そして、赤色のリボンをつけた









大丈夫、

今日の私は、可愛いんだから、！




・

・→←ONE Sided Love

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す