Memory of youth（HiB短編集）

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「ね、優斗……」




今、私が出せる精一杯の声で話しかける

多分、小声レベルの声量、






優斗「ん？どうした？」


「ちょっと、体がだるい、、、」








数学の時間辺りからうっすら感じていた体の違和感が、今一気にきた







優斗「保健室行く？」








授業終わるまであと……20分か、








「もうちょっとだけだから、頑張る、」








けど、パソコンで文字打とうとすると
すごい頭ガンガンしてくる


作業中断しちゃダメかな、









優斗「いや、Aすげー辛そうだし、、
今だけじっとしてて？」








すると、
優斗の少し大きな手が私のおでこに触れた




冷たくて、気持ちいい、









優斗「めっちゃ熱いじゃん、！
早く保健室行ったほうがいいよ」






「でもっ、」









あと、もうちょっ、、、









優斗「A？！」


美夕「え？A？！！」






周りの音がどんどん遠くなっていって、


最後に優斗の姿が見えてからは、
……記憶が無い。






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