検索窓
今日:34 hit、昨日:7 hit、合計:308,923 hit

ページ16








やっと終わった、

ぐーっと伸びをして目を開けると
次の授業の先生が目の前にたっていた









先生「高橋、高崎、
これ、次の授業で運ぶから運んでくれない?」






一見、選択肢を与えてるように聞こえるけど
私たちが、先生の頼みを断れないのは知ってるよ…







「はーい、」


優斗「しょうがねーなー。よし、運ぶか!」








彼は腕まくりをして、勢いよく立ち上がった








「……元気だねー」



優斗「俺が元気ない時は、
風邪ひいてる時ぐらいだからな!」








ほら!持ってくぞって、
私の腕を掴んで教卓の前まで連れてく








「多すぎでしょ、先生」




教卓の上に、全部で35冊ほどの分厚い教科書が2つに分けられておいてあった







優斗「ふたりで半分こすれば、なんとかいけるっしょ。はいよ、これ持ってー」



「おおっ、重、、」



優斗「よいしょっ、確かにちょっと重いな、笑
早く置いてこよ!」



「うん、」







少し空いてるドアを器用に足で開けて
私の前をズカズカ歩いていく








「ちょ、待ってよ、!」




ん?って振り向く優斗

その声にも胸が高鳴る







優斗「それにしても、1番前の席だと雑用多いよなー」


「ねー。」


優斗「早く席替えしてー。」






優斗「あ、でもAと隣じゃなくなるのは嫌だな」




授業つまんねーもんって。

あとから付け加えられた理由なんて耳に入らない









「私も、席替えしたくないな」




ぽろっと出てしまった本音は、
学校近くの工事現場からの音で運良く消された







優斗「え?なんて?」





「…私は早く席替えしたいって言ったの!」




優斗「えー、そんな寂しいこと言うなよー」









・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (273 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
827人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- もしかして作ちゃんのはメルトの歌詞とか結構使ってたりしますか…? (2019年3月16日 11時) (レス) id: 87fcc39b93 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - りんさん» お返事が遅くて申し訳ないです!そうですそうです!私も大好きです!自分の解釈で書いたので、メルトを知っている方に喜んでいただけて私も嬉しいです!ありがとうございます! (2018年11月13日 0時) (レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - のからさん» お返事が遅くなってしまってごめんさない…!わかってくださる方がいらっしゃった!そうです!!素敵な世界観が大好きで、自分なりに書いてしまいました! (2018年11月13日 0時) (レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
りん - メルトですよね!たぶん...あの曲大好きなので嬉しいです! (2018年11月4日 9時) (レス) id: a3db98d02b (このIDを非表示/違反報告)
のから(プロフ) - 曲はもしかしてメルトですか、、?? (2018年11月4日 9時) (レス) id: 7dd579646d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あんず | 作成日時:2018年7月21日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。